五感を震わせる圧倒的な臨場感!暗闇に咲く青い棘の花が目に浮かぶようです

揺りかごのような風のさやぎから、不快な地鳴り、そしてけたたましい叫喚へ。耳に届く「音」の変化だけで、世界が変質していく様子がダイレクトに伝わってきました。 少女の澄んだ瞳が見つめる赫い雲海と、現れた異形の「ぎらぎらとした瞳」の対比が凄まじく、美しいからこそ余計にその恐怖が際立っています。この美しくも残酷な世界で、少女がどうなってしまうのか……。えんまるさんの描く世界観の虜になりました。

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