【詩集】白くない紙

槇本大将

ブルースハープも吹けない僕に【詩】

ブルースハープも吹けない僕に

果たしてブルースできるでしょうか?

空に向かって手を伸ばし雲をつかむような話です

ブルースハープも吹けない僕に

この悲しみを詩にできるでしょうか?

鉛筆削ってノートに書いた戯言これはブルースなんです

アナタのようには悩んでないけど

あの人のようには苦しくないけど

僕の心は この鉛筆は

書けなくたって動き出す

ブルースハープを手放して鉛筆持ったこの僕に

果たして詩が書けるでしょうか

果たしてブルース出来てるでしょうか?

ブルースハープが吹けない僕でも

詩を書くことで

僕のブルースをつかめるでしょうか?

僕の詩はブルースになるでしょうか?

青空のように明るくて

青空のようにかなしい景色

ブルースを僕は鉛筆でノートに書きたい

果たしてあなたに届くでしょうか?

ブルースハープも吹けない僕です

ノートに向かって詩を書きます

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