絶対無理な恋愛? そんなの異世界の救世主(元ラスボス)を従えた僕には関係ない。 〜ラスボスにかかれば学年一位の美少女さえも楽々攻略対象に!?〜
こびちゃー(夏奈色フシロ)
第1話 ラスボス降臨 in 脳内
この世界には主人公のような人がいる。
誰しもそんなことを思ったことがあるのではないだろうか。
その主人公のような人は、なんでもできて、優秀で、見た目もそれなりで………
欠点なんてないように見える。
そんな経験のある人は全国広いといえども、少なくないと思う。
実際、手元のスマホで検索してみれば、同年代でもっと成功している人たちの顔が出てくる。
誰もが惚れるモデルとか、異国の某有名大学を飛級した天才だとか、ふてぶてしい顔の猫とか。
いや、最後のは関係ないか。
スマホをしまい前を見る。
すると、ここ最近「あぁ、こいつが主人公なんじゃないか」って思った人がいた。
同じ高校のクラスメイト。戸塚 ハヤテだ。
流れるような金髪、整った顔立ち、モデルのような爽やかムーブ。
そして彼を慕う男子の数人。
みな、スポーツ系の部活に所属しており、陰とは遠いところにいる陽当たりのいい人たちだった。
噂の域を出ない話だが、
ハヤテは女子にも有名で、月一で告られているんだとか。
当然、そんなところを見たこともなければ信じることもない。
が、彼はその全てをお断りしている。
告られるだけいいだろと思う僕とは、圧倒的に何かが違っていた。
そんな彼を僕は嫌っている。
彼も僕が嫌いだろう。
なぜなら僕は、彼らとは対照的な位置に存在しているヴァンパイアもどきのメガネだからだ。
眩しい陽の光の当たる連中に話しかけられるだけで灰になりそう。
派手な髪色に染める勇気もなければ、
前髪も完全におろしきり、前はあまり見えていない。
メガネもつければ完全に教室の隅の支配者だ。
「おはよ」
といきなり挨拶されれば、肩をビクつかせる。
声の主は隣の席の女子。
空宮さんだ。
本名 空宮 キリカ。
僕が下の名前を呼ぶだなんて、百年早い行為と思ってしまう。
それほどに、先ほど述べた主人公のヒロインとしてお似合いの容姿をしている。
くっきりとした目や、
周囲を惹きつけるほどの美しさを放つ長髪、
こんな教室の底辺のような存在にも話しかけてくれる優しさ。
男子に聞いたアンケート(非公式のため僕不参加)で、一位を獲得した学年屈指の美少女である。
それら全てが彼女を引き立て、余計に物語のヒロインらしくする。
彼女に比べれば僕など、なんだか隣に座っていることも恥ずかしくなる害虫だった。
周りの目線は僕に集まることなく、僕の隣へと吸収されていく。
まるで、視線を集めるブラックホールのように。
僕なんて女子に話しかけられるだけで慌てる始末だ。
当然、それ以上の会話に発展することもなければ、空宮さんは彼女の友達のところへと行ってしまう。
僕はそんな空宮さんと戸塚を見て、やはりお前たちは同じクラスになるべき存在だったと思う。
だがそれ故に。
そんな二人の運命を引き裂いてやりたかった。
夕暮れの教室を想像する。
窓枠には二人の影があって、一人は空宮さんだ。
お互いに肩を寄せ合い「好き」を囁き合っている。
もう一人の影。きっとその正体は僕だ。
それを背後から見つめる人物が一人いる。
悔しがるハヤテだ。
空宮さんと恋仲になった僕に対して明白な負けの色をした目を向けてくる。
そんな彼に向かって笑いながら言ってやるのだ。
「––––––ざまぁみあがれ」って。
僕の隣を風が通り過ぎる。
まるで夢を見ていた人を起こすように、冷たく僕の隣を通り過ぎた。
その風は先ほどまで見ていた夢のような話を的確に掻っ攫って行く。
そう、そんなのはどれも僕の空想だった。
起こって欲しい、ありえもしない。絵空事、絵に描いた餅だった。
実際、もし同じような状況になって悔しがるのは彼じゃない。
彼女の隣にいるのも僕じゃない。
今のままでは立場は軽く逆転する。
むしろその方が現実性が高い話だった。
先程までハヤテを笑っていたはずの僕は膝をつき涙を流していた。
夕焼けをバックにしてハヤテがこちらをむく、「ざまぁみろ」と。
再び現実に戻ってきた僕は、現実と空想との違いに大きく落ち込む。
なんてこともなく、メガネをクイっとあげて、ただただぼぉっとしていた。
空想は叶わないからいいのだと、そんなことを思っていた。
さて、ここで一つ問題がある。
もしモブ同然の僕が、明確な主人公ハヤテを相手にした時、
その主人公と付き合うであろうヒロイン空宮さんと付き合うことはできるのか。
普通、無理に違いない。
古今東西のアニメ・漫画・小説・舞台………それらの主人公とヒロインは互いに結ばれる運命があった。
それを引き裂けずに散っていくものたちを何十人と見てきたからそう言える。
だから、普通の方法では不可能だ。
そんな僕は禁断の術に手を染めようとしていた。
そう、僕はまだ、その空想を空想だと諦め切れてはいなかった。
だからだ。
誰も自分の周囲にいないことを確かめて机の引き出しからある一冊の本を取り出す。
古ボケていて題名はわからない。
古本屋で買った謎の本だ。
パラパラとページをめくると、中には魔法陣やらルーン文字が書かれており、
恐ろしく魔術的なそれには僕にとっての希望が書かれていた。
目次のところでちょうど本をめくる手を止める。
『––––––願いを叶えるマジナイについて』
先生が教室に入ってきて慌てて僕はその本を閉じる。
僕は今日この日、一ヶ月かけて準備してきたそのマジナイを実行しようとしていた。
・ ・ ・ ・
準備は意外にシンプルだが、誰にも教えたくないので秘密だ。
なんでも、自分の願いを叶えるために絶対的な協力者が現れてくれるらしい。
締め切った窓、暗い部屋の中で一人。
本に書かれた通りの呪文を唱えていく。
それは長く、一時間にもおよぶものだ。
鏡の前に用意した蝋燭の火がぼぅッと揺れた。
そこに一ヶ月間誰の目に触れることもなく持ち歩いていた一枚の紙を取り出す。
紙には赤い血のような色合いのペンで呪文が描かれている。
それを胸の前でぎゅっと握り締め、叶えたい強い気持ちを注ぎ込む。
『どうか空宮さんと僕が付き合えますように』
神でも魔女でも悪魔でも犯罪者でもなんでもいい。
誰でもいいからこんな絶望的な状況の僕を助けてくれ。
凝縮されたエネルギーが手のひらをつたい、紙に吸い込まれていく感覚。
その瞬間、グッと。
息が苦しくなった。
同時に、この部屋の唯一の光源となり得ていた蝋燭の火が大きく揺れる。
火の動きに従って、僕の影もぐにゃりと揺れた。
そして死ぬようにして意識は遠くなる。
やがて全身から力が抜けた。
あれ? もしかして酸欠…………?
〜〜
「うぅ、ここは?」
頭が少し痛む。
僕は座っていた。
大きめの丸いテーブルを囲うようしてある椅子の一つだ。
周囲は暗幕で閉ざされたように暗く、光はないのにお互いの姿が見えていた。
不思議な場所だった。
座席は全部で5つ、そのうちの3つには知らない人たちが座っており、
うち一つは空席であった。
そのうちの一人が口をひらく。
胸の膨らみから察するに女なのだろう。
格好からすると修道院のような感じだ。
隣に座る黒いローブを身につけた人が祈るようにして手のひらを組んでから言った。
「あなたが救われればいいのですか?」
泣いているような、恐れているような、怒っているような、
どれとも当てはまらない声色でその女がこちらに質問をする。
救われればいい。という言葉は、ひどく他人事のように聞こえた。
他の人たちは黙っている。
「はい」
僕はおずおずと答える。
すると、
「クフ、フフ、ヒヒヒヒ…………」
ローブの女が急に笑い出した。
なんとも言えない恐怖心が背筋を伝う。
「あなた今、救われたいって思いましたよね?」
瞬時に顔を近づけ、異物でも見るような目でこちらを見る。
その顔はやや痩けており、健康的とは言い難かった。
目は想像以上に大きく見開かれ、口も不気味なほどに赤かった。
漂うのは香水の香り、しかし確かな血の匂いがそこには混じっていた。
「は? え? は?」
恐怖と悪寒で口は完全に言うことを聞かない。
冷や汗もひどく、喉の奥はすっかりと乾いていた。
後ずさろうにも椅子は固定されているのか動かない。
そしてゆっくりと手を伸ばし、両手で僕の首を掴んだ。
掴んだというよりは、絞めたと言った方が正しかった。
「ッ、あ、アッ」
声が出ない。
脳が痛い。
必死に首を絞めるその手をどかそうとしても、自分の力ではどうしようもできなかった。
もがけばもがくほど、泥沼に落ちていく感覚すらある。
僕は死ぬのか?
「クヒヒッ」
そんな中でも目の前の女は笑っていた。
狂気的な笑顔の中、目は爛々と光りを放ち、笑い声は耳をつんざくように大きくなる。
「––––––ッはぁ」
それもいきなりだった。
解放された。
ゴホゴホと咳き込むように肺は強引に息を吸う。
ようやくまとまってきた思考回路。
先程まで目の前にいた女は椅子に押し付けられていた。
こちらもまた黒い外套を羽織った人のような形をした何かだった。
ただ人ではないということだけはその異常な形の腕から伝わってくる。
その者の腕は三つ以上の関節によって折り曲げられ、
器用に空中をカーブしながら、ローブの女の頭を持ち、椅子に押し付けていた。
腕は黒い肉塊を纏った骨のような形をしていて、やはり人ではないということだけはわかる。
普通の腕では机を挟んで反対側にいる人のところまで、身を乗り出さずに手が届くはずがない。
「やめろ。余の願いが叶わなくなる。殺すな––––––」
威圧感のある低い声だった。
黒い穴だらけの外套を被り、フードのせいで顔面は黒い闇に覆われている。
その顔面を覗くのははばかられた。
まるで、覗いたものを殺すとでも言わんばかりの殺気を放っていたからだ。
意味がわからなかった。
なぜ襲われ、なぜ守られ、なぜここにいるのか。
あまりにもわからないことが多すぎる。
そんな中での僕を助けてくれた行動。
それがどんな理由であったとしても、心の支えにはなった。
「あ、ありがとうございます」
僕はその男に向かって頭を下げた。
「良い、気にするな」
この人の言葉から察するに、どうやら貴族のような人みたいだ。
現代の社会で「余」という一人称は使われないし、態度も変だった。
「もしかして、僕の願いを叶えてくれる協力者さんですか?」
この際、相手がどんな存在でもよかった。
しかしそれがなぜ3人もいるのかはよくわからなかった。
ここがどこなのかも知りたいし。
「余のみではない。ここにいる全員がお前の協力者だ」
「え?」
「イヤァ、すいませんねぇ」
先ほどの狂気的な女がこちらに向き直る。
身構えてしまうが、あちらは律儀に頭を下げた。
「私、長い物には巻かれずに刃向かいたくなってしまうものでぇ………
それに、死もある種の救済であるでしょう?」
「は、はぁ……?」
あまり理解できなかった。
というよりは理解したくなかった。
ここまで唯一何も喋ってきてない三人目は普通の少女らしかった。
その少女は青黒い長髪を床まで垂らした三角形の帽子をかぶっている。
ちょっとむすっとしたような表情。
チラリと一瞬こちらを見つめ、その少女が口を開く。
「ところで、彼の望みは何? 私たちは彼の願いを叶えるために呼ばれたんでしょ?」
核心をつく一言に3人の目線が僕に向けられる。
「えっと、その」
言えるわけがない。
自分の願望など。
こんな一触即発の状況下でとても言えたものではない。
どうしようかと悩んでいたところに、再び、黒いローブの女がこちらを下から覗き込む。
正直、不気味だったが、前回ほどの恐怖感はなかった。
「あぁ、なるほどぉ。そういうことでしたか」
何を探られたのだろうか。
大きく見開いた目を一度ぱちりと閉じて、ニタっと笑ってから言った。
「我らの主は私たちを恐れています。
それは目的すらも話さないほどのものです。
ぁあ、なんということでしょうか。
私はこれほどまでに力になりたいと思っているのに、信用されていない。
あぁ、悲しい。悲しいですが、仕方ありません。
それが主の意思なのですから。
どうか、多少でも信じていただけるようにこちらがお手伝いするしかありません
主よどうか。教えていただきたい。崇高なるあなたが恐れを抱く原因を作った人物を。
この私が命に変えてでも主の恐れを払拭して見せましょう。
そしたらどうか私にも主の望みを叶える手助けをさせていたけないでしょうか」
えっと、どうしよう。
すごい、長文で何言われてるのかよくわかんなかったし。
最後に一番恐れている人物を言えって言われた気もするし。
「さぁ、どなたなのです?
あちらの腕を組んでいらっしゃる黒い者ですか?
それとも、私の隣のイヤらしい目つきの魔女で?」
黒い者というのは僕を助けてくれた人っぽいやつのことだろう。
彼はただ黙っている。
しかし、その発言に魔女と言われた少女が突っかかる。
「あのさっ、いきなりイヤらしいとかなにそれ?
私、特に何もしてなくない?」
「黙りなさい。あなたは………そうですね。主の前で口を開きましたよね?」
「はぁ? そうですけど、何かぁ?
第一、そっちが一番最初に彼に変な態度とったのが悪いんでしょ?」
「変な態度?
そもそも、最後まで一切会話にも参加せずに見物していたあなたが?
そんな無関心極まりないあなたに、そんなこと言う資格あるんですか?」
「んんっ、もういい。バカみたい。あとの話は私がするから、あんたはどいてて邪魔」
そうして黒いローブの女の席を奪おうとする。
「本性を表しましたね恥魔女。いいでしょう。私の主に対する誠意をここでお見せしましょう」
「だ、誰が恥魔女よ。言いがかりはやめて。じゃないと本気で殺すよ?」
おいおいおい、これはだいぶまずい気がする。
チラリと先ほど助けてくれた彼の方を見るが、止めてくれる気配はない。
魔女と言われた少女が木でできた杖のようなものをどこからともなく取り出す。
黒いローブの女も、手につけた怪しげな指輪を光らせ、手を掲げる。
「ご、ごめんなさい。その、えっとあの」
僕が言い淀んだせいで始まってしまった争いのようなものだ。
ここで解決できないと後々ヤバそう。
「我が主よ。無理はなさらず。
必ず彼の恥魔女はこの場から追い出しますので、しばしお待ちを。
主のお身体のためでございましたら、不利な戦いですが命懸けでやって見せましょう」
「はっ、いい度胸じゃない。あんたが何者かは知らないけど、いいわ。
私を馬鹿にしたことを後悔させてあげる」
ローブの女の指輪が紫色に光る。
対して、魔女と呼ばれている方の杖の先に魔法陣のようなものが展開される。
「ストップ。やめてっ!」
僕の声は届かない。
と思いきや。
魔女は魔法陣を消滅させた。
あとはローブの女の方だけだが、いまだに紫色の光を放っている。
争いをやめてくれたのかと思い、魔女と呼ばれた方を見たが、そうではなかった。
「止まれ」
そう言ったのは黒いローブの女。
その声に呼応するように彼女の隣、魔女と呼ばれた女は動きをぴたりと止めた。
「我が主に争うとは全く言語道断。許されるに値しない。然るべき罰は主がなさるだろう」
魔女と呼ばれている少女の方は身をよじるが、姿勢はそのままである。
「な、なにこれ、体が、動か、ない。魔力………も」
ローブの女は舌なめずりをすると言った。
「当たり前じゃないですか。私相手に挑もうなど無理な話です。
さぁ、罰の前にまずは少し反省してもらいましょうかね」
それを魔女の方はキッと睨みつける。
その淵にはうっすらと涙が浮かんでいた。
しかしその程度の抵抗。
むしろローブの女の前では、逆効果に等しかった。
「まずは服を脱ぎなさい。そして謝罪するのです、喧嘩を売った私が悪かったと。
その生意気な表情をくしゃくしゃに歪めながら」
「ぃ、いヤ、ちょっと、なんで?」
先ほどとは打って変わり、少女の方は悲哀な叫びを上げる。
彼女の服は、彼女の手によって、彼女の意思に反して、脱がされていく。
黒に金色の装飾が施されたダボっとした羽織りもののボタンを外すと、
ブラウスにネクタイといった社員風の服が内側に見える。
そして彼女の手は震えながらも自身のズボンに手を伸ばす。
ズボンの方は黒のスラックスのようなもので、ベルトをぱちぱちと外していく。
「ねェ、待って、本当にお願い、私、その、いやっ」
彼女の手はズボンのチャックを開け、半ぬぎになったところで動きを止めた。
上から少し伸びたブラウスの裾のみで下着を隠す、結構際どい格好での静止である。
「あ、あの。やめてあげてください」
僕は黒いローブの女の肩を掴み、そう告げる。
魔女の方は半泣き通り越して、結構ガチで泣いている。
言われたローブの女は
「これは、飛んだご無礼を。
そうですね。恥魔女の体などどうでもいいですね。
お許しいただければ幸いですが、もし無理というのならば。
どうぞ、私の首でも差し出します。よろしければ今すぐにでも………」
といきなり今度は、過剰な罪償いの方法を提示してきた。
「いや、そのごめん。僕が言えないばっかりに」
「そんな、ご自分を責めないでください。
誰しも欠点はあるものですから、謝罪では成り立たないものもあります」
ようやく自由が戻ったのだろう。
魔女が顔を赤らめ、涙を流しながら、最後のボタンを閉じてから言った。
ズボンはもうすでに履かれていた。
「おミャえ、私にはしゃジャいを要求したくシェに、ぐすっ、彼には、スっ」
「黙りさない。主が寛大であったから許されたものを」
「うるさい、うるさい、うるさい、うるさいっ!!」
「ふん、この恥魔女が」
「ぅぇええええんん」
最後まで魔女と呼ばれていた少女はとうとう泣き出してしまった。
「主よ。もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか、主の目的について」
その言葉に無関心を貫いていた黒い外套の男がこちらを向く。
いや、嘘だろ。
だいぶ恥ずかしいし、なんだろうこの雰囲気。
もうわけわかんない。
一人は子供のように泣いてるし、
一人はハシビロコウのようにひたすら黙ってるし、
一人は僕に狂いそうなほど心酔しているし、
混乱した僕は眩暈のする頭で思考した結果。
本心を口にしていた。
「ぼ、僕の目的は、ある人と付き合うことですっ!!」
「ぅえ?」
魔女すらもその一声には一瞬、泣き止んだ。
絶対無理な恋愛? そんなの異世界の救世主(元ラスボス)を従えた僕には関係ない。 〜ラスボスにかかれば学年一位の美少女さえも楽々攻略対象に!?〜 こびちゃー(夏奈色フシロ) @Cobitya-716246
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