その呪われた遺物、回収します。

組織概要及び規約(設定資料)

組織概要:有害遺物管理センター(TRC)


近未来の日本において、不可解な死や不幸をもたらす「有害遺物」の調査・収容・隠蔽を目的とした政府直轄組織。



1. 組織構造


TRCは以下の5つの主要機関と、それらを統べる最高意思決定機関で構成される。


有害遺物回収部隊:第一〜第十部隊で構成。現地での調査、遺物の確保、事案の制圧を担当。


有害遺物研究所:回収された遺物の外観、特性、呪いの発生条件などを科学・オカルト両面から分析。


有害遺物収容所:地下施設にて遺物を厳重に保管。危険度に応じた深度へ隔離。


情報統制機構:報告書の管理および、世間への情報漏洩を阻止する検閲・隠蔽工作を担当。


オクトパス:各組織のトップ8名で構成される最高評議会。国家レベルの特権を有する。



2. 有害遺物の格付けシステム


報告書の精度を高めるため、以下の3つの指標を用いて分類される。


【危険度】(研究所制定)

遺物がもたらす被害の規模と質に基づく区分。


ランクS:最高ランク。数百人規模の犠牲を出す「国家崩壊級」の呪い。


ランクA:非常に危険。数十人規模の犠牲。


ランクB:危険。明確な死者が出るボーダーライン。


ランクC:死者は出ないが、重度の精神汚染や認知改変(記憶操作等)を引き起こす。


ランクD:軽度の眩暈、頭痛、不快感などの生理的影響。


【収容レベル】(収容所制定)

保管場所の物理的深度。危険度が高いほど、地下深くへと隔離される。


【閲覧レベル】(情報統制機構制定)

資料へのアクセス権限。上位レベルの報告書は、特定の職員コードを持つ者以外には黒塗り(検閲)された状態で提供される。



3. 指定用語・コード


報告書の記述に使用される標準フォーマット。


TR No.:個々の有害遺物に割り当てられる管理番号。


FID:各調査報告書に割り当てられる一意のファイルID。


職員コード:TRC職員に付与されるID。行動記録やアクセス履歴の管理に用いられる。

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