ファサード・ラブ——うわべだけの均衡

ルイ・TK

ただいま

「ただいまー」

「おかえりー」

家に帰ってきたなつみとあいさつを交わす。

自分の死は怖くないけど、この人の死はこわい、それがなつみだった。彼女とは高校で一度流れるようにして付き合って以降、一度その関係は途絶えたが、大学で奇跡の再会を果たした。(僕がI大学を目指していることを知っていたなつみはなんとそこに入学して、始業式の日に僕が現れるのを期待して校門で待っていたのだ。)大学は年が明ければ卒業だ。早いことに、同棲してから4年の月日が経つ。お互いに就職先が決まっていて、これから忙しくなるだろうなーなどとぼやく日々。これが起ころうとは、夢にも見ずに。


「」

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