第2話 それは一本のYouTubeから始まった
私は若い頃に好きだったインストバンドがいました。葉加瀬太郎が在籍していた「クライズラー&カンパニー」ともう一つ「G-CLEF」という5人組のバイオリンやらキーボードのバンドでテレビに出た時も走りながら司会者の元で演奏などダイナミックな演奏、「五右衛門」「一揆」「山田かに蔵」とか変わった曲名もありました。
クライズラー&カンパニーは葉加瀬太郎の活躍もあっていろいろ残っていますが、G-CLEFの方は紅白歌合戦出場歴あるものの(なぜ出られたのだろ?)、映像はほぼなくてYouTubeに何かあがっていないかと検索していたときに、関連お勧め動画にあがったのが「新宿駅前でやっていたすごすぎるバイオリン演奏」とかいう動画でした。
バスタ新宿ができる前の新宿駅前での三人組のバンドのストリートライブでした。
初見で衝撃を受けました。G-CLEFとは違うタイプのアグレッシブな演奏、ポップでありながら激しい音楽、そしてバイオリンの人の終始楽しそうに弾く姿。
コメント欄から、バンド名を探し、公式のサイトをブクマ、ライブスケジュールと調べ、AmazonであるだけのCD購入まではあっという間でした。
そして、神奈川県中心のモールでフリーライブを頻繁に行っているのですが、ちょうどS県にもFMNACK5のイベントと合わせて彼らも参加するフリーライブが開かれるというので、夫をNACK5のイベントをエサにして一緒に初ライブへ行ったのでした。
そして、CDで予習していた私は別の衝撃を受けます。
ライブの方が迫力があるのです。躍動感もレベチです。ジャンプするのは当たり前、その日は行われませんでしたが、ブリッジしながらも弾くと。ライブ後はサイン会もしてくれます。
『この素晴らしいライブはスケジュールが可能な限り行くしかない!』
この日から私の推し活が始まりました。夫は「いいんじゃない?」というスタンス。お互いの趣味には強制や制限をかけていなかったからです。浮気ではないか?いやあ、元々私は春から冬にかけて月に二回は赤い十一人の男性に会いに行ってましたから、あ、いや、GKは色が違うか。
それも浮気とは違いますよね。赤い人達は彼らを勝たせたい思いのみ! 今回の推しは素晴らしいライブを観ること、そして広めることだ!
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