第10話
夕方に、なっていた。
西日が、世界を、照らし出しているのが、わかる。
「きれい・・・・・・」
うっとりして、彼に、もたれて俯いた。
どーしてもできないことが、私のなかに、ある。
それを、できないといけない、とか、やらないとだめだ、とか。
そんなふうに思ってた。
でも・・・・・・。
『もっと楽にしてていいよ』
彼から伝わってくる、ぬくもりに、だんだんと、ちからが抜けて・・・・・・。
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