第6話

気が、乗らない・・・・・・。


外は、秋晴れの、いい天気なのに。


絶好の、お出掛け日和なのに。


なんで、こんな、へんな気分・・・・・・?


「う、うー・・・・・・ん。まぁ」


彼が、唸った。


ふぇ?


彼の、意味が判らなくて。しょんぼりしたまま、


「ごめんね、早く支度するね」


もう、着ている服のまま化粧に取り掛かろうと、した、んだけど・・・・・・。


ぎゅううぅぅぅ。


後ろから、抱き竦められた。

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