概要
手にしたのは聖剣ではなく、鞘だった。本当の勇者に鞘を届ける旅の始まり!
魔王が討伐されてから百数十年。再び魔王が蘇ると星神より神託を受けた「聖女ルナ」は、魔王討伐の為に勇者と共に旅立つ――はずだった。
彼女の知らぬ間に、勇者は人助けができるという嬉しさのあまり、聖剣を勝手に台座より引き抜いて旅立ってしまった。
その連絡を受けたルナが護衛の騎士と共に聖剣の安置場所に辿り着くと、聖剣によって抑えられていた魔物の出現が活発化。周囲を大量のゴブリンに囲まれてしまう。
そんな中、学校から帰宅途中だった「穴囲忠士(あないただし)」は、星神の力によって、この異世界に呼び出されて、ルナたち同様にゴブリンに襲われてしまう。
絶体絶命かと思われた瞬間、聖剣の台座から一本の鞘が飛び出した。
「よう、俺様で良かったら使っていいぜ!」
それは勇者が存在に気付か
彼女の知らぬ間に、勇者は人助けができるという嬉しさのあまり、聖剣を勝手に台座より引き抜いて旅立ってしまった。
その連絡を受けたルナが護衛の騎士と共に聖剣の安置場所に辿り着くと、聖剣によって抑えられていた魔物の出現が活発化。周囲を大量のゴブリンに囲まれてしまう。
そんな中、学校から帰宅途中だった「穴囲忠士(あないただし)」は、星神の力によって、この異世界に呼び出されて、ルナたち同様にゴブリンに襲われてしまう。
絶体絶命かと思われた瞬間、聖剣の台座から一本の鞘が飛び出した。
「よう、俺様で良かったら使っていいぜ!」
それは勇者が存在に気付か
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