障害者だって、普通に、笑う。

トシキ障害者文人

第1話 障害者のストライクなこと。

ストライクなことを言えば、障害者は、国からの支援が必要不可欠です。どうしても、生活するのに、最低のお金が必要なのです。それは、国からの支援に頼るしかない。人間として、仕事ができればいいのですが、多くの障害者は、それは、無茶なことです。しかし、現実として、障害者も、人間です。楽しいときは、普通に、笑う。


とにかく、障害者は、自分のペースで、生きています。普通、自分のペースで生きるのは、子供です。しかし、障害者は、違う。正確に言うと、障害者は、障害者のペースで生きていると言うか。独特のやり方があるようです。特に、精神疾患者は、見た目は、普通の人です。しかし、現実は、空想と妄想の世界を生きています。だから、現実の人間の仕事をこなすことは、無茶なことです。本人は、真面目にやっているのに、端から見ると、奇妙に、変に見えます。これは、僕自身の体験してきたことです。僕自身は、真面目に働いているのに、上司や、先輩は、僕に、言います。

「変なことをするなよ。」

「変な奴だな。」

「こいつ、おかしい。」

「なぜ、孤独に生きているんだ?」

「お前は、給料泥棒だ。」

などと、僕は、さんざんなことを言われてきました。現実の娑婆世界は、僕には、厳しかったです。疲れ果てて、この障害者施設にやってきました。好評価は、全く、ありませんでした。しかし、僕自身が駄目で、みんな元気いっぱいに、働いていたので、よかったと思います。娑婆では、15年間働きました。


僕が、施設にやってきて、入ったときの第1印象は、

「うっ、暗い。」

でした。みんな生きているのかなと思いました。昔入った閉鎖病棟よりも、地獄のように感じたかな。みんな、うつむいて、ひたすらに、軽作業に打ち込んでいます。普通の空間ではない。僕も、ここで働くのだと思いました。そして、15年経った。


でも、僕は、8年前から、孤独に、施設で、文学をやっています。施設から、工賃が下りるまで、5年かかった。この間のスタッフや世話人のひどく攻撃してくる非難は、凄かった。しかし、施設から、工賃が下りるようになったら、やっと、認められるようになった。同時に、やや施設が明るく、楽しくなってきました。あの日の暗い感じは、今は、ありません。


ちなみに、施設のグループホームに入居して、喘息で入院すること、4回です。そして、今日、施設のスタッフが、血相を変えて、僕のところにやってきました。僕の血中酸素濃度が低いと言うのです。危険ゾーンであると言います。また、入院が必要かもしれません。嫌だな。とにかく、明日にも、医療機関に受診しようということになりました。僕は、大丈夫なのにな!


つまり、障害者も、精神疾患者も、人間も、好きに生きていい。しかし、私たちの思いと、回りや、外からの評価は、違うということになりますね。大切なことは、相手方の理解だと思います。

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