異世界通学経験が招くアサシンな魔術師ライフ~平穏isどこ?~
TMY
第1話 魔術師?殺し屋?いいえこれから高校生です
――――――――――唐突だが俺、
普通って何だと?
朝起きて、ご飯食べて、学校や仕事に行って終わったら各々自由に過ごして最後は寝る。
一見何気ないルーティンのような事でも人によっては普通だと答えるかもしれない。
最もそれすら恵まれているかもしれないし、退屈と答える人もいるかもしれない。
だから俺は時々このような疑問が湧いて出るのだ。
♦♦♦
「――――――――――――――――――って思ったんだけどどう思う?」
『それ今聞くことォォォォォ!!!!⁇』
「そこまで叫ばなくていいだろ」
『叫ぶよ⁉だって私たち銃弾が飛び交う中にいるんですよ⁉』
「ソウダネソウダネ」
通信越しに聞こえる同僚の言う通り、確かに俺は銃弾が飛び交う死地にいた。
奥から出て来た無数の黒服の男たちがアサルトライフルを構えてこっちを狙い撃ちにしている。
まあ俺には一発も当たってないがな。
「確かコイツ等違法他種族、この場合はエルフの売買共謀罪で皆殺し.........で合っているよな?この前みたく『構成員は生かせ』って依頼の指示はなかったはずだが」
『ハァ.............合っていますよ。エルフについては既に別働隊が確保したようですしコッチも畳みかけます』
「了解」
「God damm!!!What the hell is this, kid?! The bullets won’t penetrate at all!(ふざけんな!なんだこのクソガキは!?一発も貫通しねぇ!)
何やら英語で汚い言葉を吐かれまくっているが、こんなの日常茶飯事だ。
「Come back when you can use even basic magic, rookie.(初歩の魔術をつかえるようになってから言え、ルーキー)」
お優しい忠告を済ませると俺は瞬時に男達の一人の懐に飛び込むと、銃ごとナイフで両断してやった。
それを見たもう一人は同じくナイフで向かってきたが、やっぱり素人だ。
「【
詠唱を唱えると同時に俺の身体が炎そのものとなって辺りを焼き尽くす。
実際は巻き込まれがないか気を付けるべきではあるが、既にいないのは確認済みだ。
暫くして炎は止んで身体も元に戻ったが、残ったのは人の形をした燃えカスだけだ。
「終わったぞ」
『ありがとうございます、後処理はこちらでやります。..............いくら欲をかいた阿呆とはいえ我々の中でも大きな派閥をこうも一瞬で片づけるとはさすが《AWC》のトップクラス』
「別に普通だぞ?あ、それと報酬は例の口座に。それと他言無用で」
『わかりました。徹底しときますので何卒..............』
さて、高校生活ももうすぐだし仕事も終わったし帰ってねるとしますか。
♦
もうすぐ16歳。
職業:学生 魔術師 あと殺し屋
――――――――――――――――――
気分転換に新しい作品投稿しましたが、もう一つの作品とは別の世界観で作るつもりなのでよろしくお願いします!
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