小杉なんぎんの短編小説【二つの辛子明太子】

小杉なんぎん

第1話

大きな公園にやって来た。ベンチが無数にある。とりあえず公園の入り口に近いベンチに座ってみた。やはり違う。このベンチか?このベンチなのか?とベンチを眺めながら歩いていると、何かピンと来るベンチを見つけた。おそらくこれだろうと、そのベンチに座った。やはりそうだった。このベンチこそが、私の世界の中心のベンチだった。

           

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小杉なんぎんの短編小説【二つの辛子明太子】 小杉なんぎん @nangin-27-27

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