最新版サンタクロース、配送中
nexustide400
『最新版サンタクロース、配送中』
【第一話:赤い服のCEO】
「単刀直入に申し上げます、クロース氏。あなたのビジネスモデルは、現代の経済合理性において完全に破綻している」
都内某所、地上五十階に位置するガラス張りの高層ビル最上階。
眼下に広がる東京の夜景は、まるで宝石箱をひっくり返したかのように煌めいているが、この会議室の空気は氷点下のように冷え切っていた。
巨大な楕円形の黒曜石で作られたテーブルを挟んで、私――世界最大手の総合通販サイト『ドリーム・マート』の極東支部物流統括部長、三田――は、対面の巨漢に冷徹な事実を突きつけた。
相手は、豊かな白髭を蓄え、オーダーメイドと思われる深紅のベルベット・スリーピースに身を包んでいる。頭には同色の帽子、足元には磨き上げられた革ブーツ。
彼こそが、伝説上の存在にして世界最大の個人事業主、セント・ニコラス――本名、サンタ・クロース氏その人だ。
「破綻、かね? フォッフォッフォ、手厳しいのう、三田くん」
クロース氏は太い葉巻を指で弄びながら、余裕の笑みを浮かべた。
「我々は1700年以上、この業界のトップシェアを独走してきたのだがね。競合他社など存在しないブルーオーシャンだよ」
「シェアは、です。しかし利益構造が不透明すぎる」
私は手元のタブレットを操作し、空中にホログラムのグラフを投影した。右肩下がりに急落する赤いラインが、彼らの現状を残酷に映し出す。
「トナカイの飼育および維持費、旧式ソリの空気抵抗による莫大なエネルギーロス。そして何より、妖精費です。かつては奉仕精神で働いていた妖精達も、今や労働組合を結成し、ベースアップと福利厚生の充実を求めている。人件費が高騰している昨今、全世帯へのフリー・シッピングは、もはや持続不可能な慈善事業なんですよ」
私の指摘に、クロース氏の眉がぴくりと動いた。
図星だろう。夢や魔法だけでは、決算書は誤魔化せない。
「そこで、我々『ドリーム・マート』との戦略的アライアンスです。クロース氏、あなたは長年培ってきた『サンタ』という絶対的なブランドと、膨大な顧客データ――いわゆる『良い子リスト』を提供していただくだけでいい。ロジスティクス、つまり物流の実務は全て、弊社が請け負います」
クロース氏は髭を撫で、興味深そうに身を乗り出した。その瞳の奥には、長年荒波を乗り越えてきた経営者の鋭い光が宿っている。
「ふむ。……具体的な配送方法を聞かせてくれないか?」
「シンプルです。まず、トナカイを全廃します」
瞬間、クロース氏の目から好々爺の穏やかな光が消え失せた。
ドンッ! と、丸太のような腕がテーブルに叩きつけられる。重厚な会議テーブルが悲鳴を上げ、高価なミネラルウォーターの瓶が揺れた。
「ならん! 彼らとは終身雇用契約を結んでおるのだ!」
「は?」
「それにトナカイ労働組合との『北極圏包括協定』がある! 不当解雇などしようものなら、翌日には北極の氷が全部溶けるほどの熱量で訴訟が飛んでくるわ!」
想定外の反発に、私は眉をひそめた。動物愛護団体からの抗議なら想定内だったが、まさか組合とは。
「……分かりました。では、トナカイは『象徴』として残しましょう。ですが、実務は我々の全自動自律飛行ドローン『ルドルフMk-II』に行わせます。彼らは見ているだけでいい」
「む……まあ、それならば」
「次に、煙突への侵入です。これも廃止します」
「なに?」
「住居侵入罪のリスクが高すぎますし、現代の住宅事情において煙突の設置率は低下の一途を辿っています。スマートロック連携による『置き配』へ移行し、効率を最大化させます」
「馬鹿を言うな!!」
クロース氏の怒声が、防音ガラスをビリビリと震わせた。彼は立ち上がり、顔を真っ赤にして捲し立てた。
「煙突から入り、煤にまみれながら枕元の靴下にプレゼントを入れる! この一連のプロセスこそがUXの核心だ! 玄関先に無機質な段ボールを置いて『はい完了』で、子供の夢が守れると思うか! 感動がない仕事に価値などない!」
「しかし、効率が……」
「効率など知らん! 煙突配送はマストだ。これが飲めないなら提携は白紙に戻す!」
私はこめかみを指で強く押さえた。
これほど頑固なクライアントだとは。旧態依然とした職人気質、アナログへの固執。私が最も嫌悪する非効率の塊だ。
だが、彼が持つ「サンタ・ブランド」と、将来優良なお客様となる膨大な個人データは、喉から手が出るほど欲しい。ここで交渉を決裂させるわけにはいかない。
「……分かりました。トナカイの雇用維持、および煙突配送の継続。この二点を条件に飲みましょう」
「うむ。分かればよろしい」
クロース氏はドカっと椅子に座り直した。
「その代わり、ソリの改修は許可していただきたい。旧式の木製ソリでは積載量と速度が限界です。弊社の最新物流モジュールを組み込みます」
私は譲歩案を提示した。これなら文句はあるまい。
クロース氏は少し考え込み、葉巻を弄んだ。
「……マシンのスペックアップなら構わんよ。時代に合わせて道具を変えるのはやぶさかではない。それに、新しいソリというのは少しワクワクするからのう」
「交渉成立ですね」
私は安堵の息を吐き、契約書の草案を修正してテーブルに滑らせた。
マージンは売上の15パーセント。彼の手取りは減るが、経費負担がなくなる分、最終的な利益は出るはずだ。ウィンウィンの関係と言える。
クロース氏は契約書にサインをする直前、ニヤリと笑って顔を上げた。
「一つ、条件を追加するぞ」
「まだ何か?」
「今年はワシも乗る。そして、現場で貴様らのやり方を監視させてもらう」
「監視、ですか」
「ああ。AIだか何だか知らんが、私の名を冠する以上、適当な仕事は許さんからな」
私は口角を上げた。望むところだ。
「構いませんよ。むしろ歓迎します。弊社の物流網がいかに無駄なく、完璧であるか。特等席でご覧ください」
クロース氏は満足げに頷き、契約書に重厚なサインを記した。
「楽しみにしておるよ、三田くん。せいぜいワシを驚かせてくれ」
そう言って高笑いするクロース氏を見ながら、私は心の中で密かに憐れんだ。
この老人はまだ分かっていない。徹底的に効率化された現代の物流システムが、どれほど無慈悲で、どれほど高速かということを。夢や情緒が入る隙間など、一ミリもないことを。
まさかその数週間後、契約したことを激しく後悔することになるとは、この時の私とクロース氏は知る由もなかったのだ。
【第二話:氷原の覇者】
十二月某日。
我々は北極圏の上空にて、新型ソリの最終テスト飛行を行っていた。
極寒の風が吹き荒れる中、私が設計した機体は安定していた。
伝統的な木製のソリは見る影もない。そこにあるのは、カーボンファイバーとチタン合金で構成された流線型のボディ。両翼には計十二基の高性能ドローン『ルドルフMk-II』を従え、さながら空飛ぶ要塞の様相を呈している。
「素晴らしい安定性だ。ドローンの出力バランスも完璧です。これなら音速巡航も可能でしょう」
ソリの助手席で、私は防寒スーツに身を包み、タブレットの数値を確認しながら頷いた。
隣で手綱を握るクロース氏は、どこか不満げだ。
「味気ないのう。トナカイたちが暇そうにしておる」
機体の先頭には、契約通りトナカイたちが繋がれている。赤鼻のルドルフを筆頭に、ダッシャー、ダンサー、プランサー……歴戦の勇者たちだ。
だが、彼らは宙ぶらりんであくびをしている。推力は全てドローンが担っているため、彼らは単なる「飾り」として空に浮いているだけだった。
「効率化とはそういうものです。彼らには体力を温存してもらいましょう。さあ、次は旋回性能を――ん?」
その時だった。
突然、タブレットの画面が真っ赤に染まり、『WARNING』の文字が点滅し始めた。
「なっ、コントロール不能!? 推力が勝手に下がっていく!」
「三田くん! 地面が迫っておるぞ!」
ドローンのローターが不協和音を奏で、ソリは突如としてきりもみ状態で降下を開始した。
眼下に広がるのは、見渡す限りの氷原。その中心に、何か巨大なスタジアムのような氷の建造物が見える。
「ハッキングか!? 馬鹿な、弊社のセキュリティは軍事レベルだぞ!」
「と、とにかく捕まれェェェ! 落ちるぞォォ!」
ズドォォォォン!!
激しい衝撃と共に、ソリは氷の大地に不時着した。
舞い上がる雪煙。エアバッグ代わりの梱包材に埋もれながら、私はなんとか顔を上げた。全身が軋むような痛みを訴えている。
「……生きてるか、三田くん」
「ええ、なんとか……。損害額の計算はしたくありませんが」
周囲を見渡すと、そこは氷の壁に囲まれた古代ローマのコロッセオのような場所だった。観客席に相当する氷の段差には、無数の「白い影」が揺らめいている。
「グルルルル……」
野太い唸り声が、地を這うように響く。
雪煙が晴れると、その正体が明らかになった。
ホッキョクグマだ。それも一頭や二頭ではない。数百頭もの巨獣たちが、我々を完全に取り囲んでいた。
その中心から、左目に深い傷のある一際巨大な個体が、のっそりと歩み出てくる。
体長は優に三メートルを超えているだろう。圧倒的な質量と、捕食者特有の殺気が、肌を刺すような冷気と共に押し寄せてくる。
「ようこそ、我らが聖地『ホワイト・ドーム』へ」
熊が喋った。いや、首にかけた無骨な翻訳機が、熊の唸り声を合成音声に変換しているのだ。
彼は『ポーラーベア協議会』の会長、通称“白帝”。北極圏の裏社会を牛耳るドンだ。
「な、何の用かね。我々は急いでおるのだが」
クロース氏が震える声で尋ねると、白帝は鋭い爪で氷壁をガリガリと削った。鼓膜を逆撫でするような音が響く。
「用? 決まっているだろう。商談だ」
「商談?」
「そうだ。北極圏の頂点である我々を差し置いて、いつまでもそのヒョロヒョロの角付きどもを使っているのが気に入らねえ」
白帝は、怯えて縮こまっているトナカイたちを鼻で笑った。
「待ってくれ! 彼らとは長期契約を結んでおるし、何より『サンタといえばトナカイ』というブランディングは不可欠なんじゃ!」
クロース氏が必死に反論する。
「ブランディングだァ? でまかせ言うんじゃねえ」
白帝は唾を吐き捨てた。
「調べはついてるんだよ。トナカイが空を飛ぶなんて話は、1823年に詩人が適当に書いたのが広まっただけだろうが。それ以前はお前、馬に乗ってただろ? バレンタインのチョコと同じで、企業が乗っかっただけなんだよ!」
「うぐっ……」
クロース氏が言葉に詰まる。痛いところを突かれたようだ。確かに歴史を紐解けば、トナカイ設定は後付けに過ぎない。
「それにだ、最近は地球温暖化でアザラシ漁もシビアになってきてな。我々も新しいシノギ……いや、多角的な収入源が必要なんだ」
白帝は身を乗り出し、血走った目で我々を威圧した。
「単刀直入に言おう。トナカイとの契約を破棄し、我々が運営する『ポーラーベア運送』と独占契約を結べ。ドローンなど積まなくても、ソリごと担いで大陸間を泳いでやる」
私は思わず口を挟んだ。
「無理です! システムはドローンとトナカイ用に最適化されています! 今から変更なんて……」
「黙れ人間」
ドン! と白帝が前足を振り下ろすと、氷の大地が揺れた。私の足元に亀裂が走る。
「システム? 知ったことか。我々の要求はシンプルだ。ソリを引く権利を寄越せ。さもなくば――」
白帝はニヤリと笑い、背後の熊たちに目配せした。
彼らは一斉に立ち上がり、涎を垂らしながらトナカイたちを見つめている。その目は、労働者を見る目ではなく、食材を見る目だった。
「今年のクリスマス・ディナーのメインディッシュは、トナカイのローストになるだけだ」
「ヒィィィッ!!」
その殺気に耐えきれず、先頭のルドルフが叫んだ。
「辞めます! 俺たち辞めます! 解散! 撤収ーッ!!」
トナカイたちは拘束具を自力で引きちぎり、蜘蛛の子を散らすように雪原の彼方へ逃走してしまった。
残されたのは、私とクロース氏、そして故障したドローン付きのソリだけ。
「あ……」
クロース氏が呆然と呟く。
「交渉成立だな」
白帝は満足げに頷いた。
「さあ、仕事の時間だ野郎ども! この赤い服の旦那を、世界中の空へ連れて行ってやれ!」
「ウオオオオオオ!!」
野太い咆哮が轟く。
こうして、史上最も野蛮な配送計画が幕を開けたのだ。
【第三話:サンタがやってきた】
「ひ、酷い……。酷すぎる……」
上空数千メートル。
コクピットのシートベルトにしがみつきながら、私は涙目で呟いた。
ソリの前方には、ドローンもトナカイもいない。
代わりに、屈強なホッキョクグマたちが数十頭、ぶどうの房のようにロープでぶら下がり、空を泳いで(?)いた。
彼らは強靭な四肢で大気を搔きむしり、物理法則を無視した馬鹿力でソリを牽引している。
「オラオラオラァ! 遅えぞ三号車! もっと腕振れやァ!!」
「へいアニキ!!」
先頭を行く白帝の怒号が飛び交うたびに、ソリは乱気流に巻き込まれたように激しく揺れる。
乗り心地は最悪だ。Gが強すぎて、内臓が口から出そうだ。
「ほ、ほっほっほ……。ワイルドじゃのう……」
クロース氏も顔面蒼白で、自慢の髭が風圧でオールバックになっている。
「着いたぞ! 最初の家だ!」
白帝が叫ぶと、熊たちは減速もせずに急降下を開始した。
ドローンのような精密誘導はない。ただの自由落下だ。
「おい待て! 着地はどうするんだ! ブレーキは!?」
「ブレーキ? そんな軟弱なモンねえよ!!」
ドォォォォォン!!
ソリは屋根に着地――というより激突した。
衝撃で瓦が吹き飛び、立派なレンガ造りの煙突が飴細工のようにひしゃげる。
熊たちがソリから飛び降り、煙突横の壁を豪快に粉砕して「お邪魔しまァース!」と侵入していく。
「ドアを使え! あるいは煙突に入れ!」
私が叫ぶが、彼らは聞く耳を持たない。
室内からは「ギャアアアア!」「怪獣だー!」という子供の悲鳴と、「すげえ! 本物のクマだ!」という歓喜の声が入り混じって聞こえてくる。
「……三田くん。これは……不法侵入では?」
「……法的解釈によりますが、現行犯逮捕レベルの強盗に見えますね」
私は頭を抱えた。
ドローンの静音設計も、置き配システムも、全てが水泡に帰した。
最初のうちは、まだよかった。子供たちも「本物のクマだ!」と喜んでいたし、インパクト重視のサプライズとして成立していたからだ。
だが、事態は配送スケジュールが後半に差し掛かった頃に急変した。
疲労の色が見え始めた熊たちに対し、白帝が檄を飛ばしたのだ。
「おい、時間が押してるぞ! あと一億軒あるんだぞ!」
白帝がスマートウォッチを見て叫んだ。
「いちいち着陸してたら間に合わねえ! 野郎ども、上から行け!」
「へいアニキ!!」
熊たちの動きが変わった。
彼らはもはや着陸すらしなくなった。超低空飛行ですれ違いざまに、煙突めがけてプレゼントを剛速球で投げ込み始めたのだ。
「ちょ、待て! それは精密機器――」
クロース氏の制止も虚しく、最新型ゲーム機が唸りを上げて煙突に吸い込まれていく。
ガシャァァァン!!
中から、明らかにプラスチックと基盤が粉砕される音が響いた。
「次はこれだ!」
「やめろ! それはイチゴのクリスマスケーキ……!」
ドチャッ。
無惨な音と共に、箱からクリームが飛び散るのが見えた。煙突の中は、さぞかし甘く悲惨な地獄絵図になっていることだろう。
「ひ、酷い……子供の夢が……」
クロース氏が頭を抱えて絶望する横で、私は冷静に動いた。
こうなった以上、物流のプロとしてやるべきことは一つだ。
鞄から、あらかじめ用意していた「配送ラベル」の束を取り出す。
「三田くん、何をしておる!?」
「リスクヘッジです。ここまで来たら、弊社にクレームが来るのだけは避けなければ。責任の所在は明確にしておきます」
私は次々と投げ込まれるプレゼントの側面に、手際よくラベルを貼り付けていった。
そこには太字でこう書かれている。
『商品破損に関するお詫び・お問い合わせ先:サンタ・クロース直通(090-XXXX-XXXX)』
「いけぇぇぇ!!」
熊が全力投球したプレゼント(ラベル付き)が、民家の屋根を貫通した。
その直後だった。
ジリリリリリリリリ!!!!
クロース氏の胸ポケットが、爆発したかのように震え出した。
スマホだ。着信音が鳴り止まない。
「うわっ!? な、なんじゃ!?」
「おめでとうございますクロース氏。顧客からの貴重なフィードバックですよ」
私は強引に投げ込まれるガラクタの山を見送りながら、淡々と告げた。
スマホの画面には『着信件数:999+』の文字が踊っている。
「で、出られん! こんなの怖くて出られんわ!!」
「安心してください。朝まで鳴り止みませんから」
こうして、伝説の一夜は幕を閉じた。
◇
翌朝。
ニュースでは「世界各地で謎の壁破壊事件が多発」「空からケーキの雨が降った」と報じられ、ネット上では「今年のサンタはロックすぎる」「プレゼントが全部ジャンク品だった」「詫び石を配れ」と大炎上していた。
オフィスに戻った私は、ボロボロのスーツで報告書をまとめていた。
『ドローン計画の凍結』、そして『ポーラーベア運送との業務提携』。
今回の配送効率(速度)は過去最高だったが、顧客満足度は過去最低を記録した。だが、話題性だけは抜群だった。
ふと窓の外を見ると、東京の空を、一頭の巨大なシロクマが気持ちよさそうに泳いでいくのが見えた気がした。
私は苦笑し、冷めたコーヒーを飲み干した。
いずれクリスマスのマスコットはホッキョクグマに変わっていくだろう。それが自然の摂理なのだから。
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