第2話 移動中の出来事

「「ここどこ?」」

蓮と浰奈が知らない場所って事でつぶやいてるな

「ここは京都って言うらしい」

そう答えたは良いものの・・・人多すぎだろ!?

なんかホームにも多分駅の中にも人が集まってる

「なんでこんなに人が多いんだろう?」

「私、人が多すぎるここ苦手かも」

「俺も浰奈に同意」


「猛スピードで走ってくると思ったら子供か・・・ん!?子供!?」

「誰か来たぞ」

「敵か?」

俺が

「なんか騒がしくなったような・・・気のせいか」

と言った途端、蓮と莉奈に

「「それ気のせいじゃないから」」

と突っ込まれた。

「ところでこんなに集まって何してるんですか?」

蓮がそこら辺にいる人に聞いたら

「ニュース見てないのか?侵略者が上陸してきたんだ。ここは日本の中でも大きい駅だからそこに結構な人が避難してるんだ。噂では大阪、和歌山、奈良、三重と四国が侵略者に占領されたらしい。」

・・・ニュースってなんだ?

「九州ってどっちですか?」

「おいおい九州にこの道で行くには大阪を通らねえと無理だぜ」

「アヤ、準備運動にちょうどいいかもしれないから大阪行こ〜!!」

「蓮、わかったがそこまで寄り道はしないぞ」

「りょうか〜い」

「じゃあ走るか・・・」

ということでちょっと本気で走る

「風が気持ちいいなぁ〜」

「蓮?どっちかというと私たちの方が風だよ?」

ボケてる蓮に浰奈がツッコミを入れる

「お前らはいつも通りだな」

「だって旅行みたいで楽しいもん!!」

確かに旅行みたいだなこれ、なんて思っていると・・・

『ドォォォォォン!!』

はぁ、敵がいるなら集まってくるような大爆発が遠くに見えた

「あんな爆発起こした人、頭おかしいんじゃない?」

蓮が正論言ってるぞ!?やばい、一刻も早く敵を殲滅しないと世界が滅びる!!

「蓮が正論言ってる!?明日世界が滅びるかも・・・」

「私が正論言ったくらいじゃそんなこと起きないないよ!?」

「蓮はふざけすぎてるから正論を言うことが壊滅的にないだろ?」

「え〜?普通にあるよ〜?」

ない、マジでない、壊滅的にない、ふざけているところしかほぼ見たことない

「もうちょっと自分の言動を振り返ればわかると思うよ?」

「・・・ほぼ正論だと思うけどな〜」

「「え!?」」

俺と浰奈が同時に驚いた

「え?」

「いやいやどう考えても普段の蓮は暴走してるし変な事してるし頭おかしい

でしょ!?」

「マジでその通りだ。気がつけば俺のベットに襲ってくださいって言ってる

ような格好で入ってきてるし。・・・襲ったこと一回もないけどな」

こいつはブラコン超えて変態の勇者だ。俺はそういった欲がないから大丈夫だが

他の男なら顔もいいし性格も頭のおかしいところを除けばだいぶいい蓮に発情して獣になる。絶対になる。父さんは俺たちを[自慢の息子たちだ!!]とよくいうが俺もそうだと思う。蓮はだいぶかわいい、浰奈もそうなんだが顔とスタイルの良さで

世界一になれると思う。

「お兄ちゃん?それ言わないと伝わらないよ?」

こいつマジで心読む能力ないとか言ってるけど絶対にあるだろ、俺専用のがあるだろ

「ないよ?双子だから大体何考えてるのかわかるだけで」

「マジでこいつ無駄な所で優れてるな」

「お兄ちゃん?魔法あてられたい?」

蓮と浰奈は魔法を使えるけど他の人って使えないんだよな

「蓮、それは後でにした方がいいよ」

浰奈が蓮に注意している

「どうして?」

小さく首を傾げた蓮は浰奈に聞く

「だって大阪っていうところにたくさん敵がいるならそこで使った方が敵も巻き込めていいでしょ?」

「確かに、うん、そうしよう」

「ちょっとスピード上げるか・・・」

「「え!?」」

「無理なら休憩挟みながらでもいいぞ」

「「やったぁぁぁ!!」」

その間に俺が敵軍全滅させれそうだけどと思いながら本気の跳躍で大阪駅まで

一気に行く

「誰か来たで」

「ほんまやな」

「どこの子なん?」

「なんか来たぁぁぁ!!」

なんか1人超ビビってんのがいるけど放置

「敵ってどこにいるんだ?」

そう聞いたら返ってきた返事は

「それならあっち側に集まってるで」

「よっしゃぁ敵情報ゲット!!ありがとぉぉ」

有力情報ゲット!!敵は全員消し飛ばしてやる!!

「お、早速敵を発見」

そう言って5体で索敵をしている身長は俺と同じくらいの一つ目の口のない小型の敵

「誰だ!!」

お、言語はわかるしこいつら適応系の宇宙モンスターか・・・

こいつらどうやって喋ってんだ?

「早速、獲物み〜つけた」

そう言って思いっきり敵に近づく

「蒼月流剣術法『神速斬り、抜刀』」

刀を振り抜き、シャキン!!という音の後に索敵担当をしていた敵を切った

「敵だ!!敵だ!!」

「なっ」

今気づいてももう遅い

「蒼月流剣術法『竜巻旋風斬り』」

この技は横回転しながら上昇、そして一瞬で回転をやめ周りに暴風と斬撃を飛ばす

範囲技だ。その敵の部隊を隊長並みの強さの奴以外は切り刻んだ。あとついでに周りの建物にもダメージを与えた

「い、一撃だと!!」

「避けたか、なら蒼月流剣術法『神速四連斬り』」

「ぐあぁぁぁ!!」

・・・雑魚すぎだろ。これなら近畿地方の敵は5分以内に殲滅できるな

そして走りながら敵を切っていたら

「玲斗何やってるの!?」

「え?手榴弾投げまくって殴りまくってるだけだが」

「もう僕の魔力つきそうなんだけど!!」

「もうちょい頑張れじん

・・・なんでこの世界にケモ耳と尻尾のある人がいるんだ?あと玲斗って言われてた人はバカなのか?

「何やってんだお前らは」

「「うわぁぁぁぁぁ!!見られたぁぁぁぁ!!」」

「うるせぇ、そして早く敵を倒しやがれ。もしくは避難しろ」

「あれ?僕を見ても何も言ってこない」

「お前誰なんだ?」

玲斗ってやつが聞いてきた

「俺は伊狩アヤ、親に九州の敵を殲滅してこいって言われてその道中に来た」

「へぇ、俺は田山玲斗、こっちは刃だ」

「お前ら兄弟か?全然似てねぇけど」

「僕は異世界から来たんです。誰も信じてくれないけど・・・」

だろうな、この世界の馬鹿どもはSFだフィクションだとか言いそうだし

「まぁ俺は信じるがなんでここで戦ってるんだ?」

「刃ってケモ耳と尻尾あるだろ、それが原因で避難所にも学校にも行けねぇから」

「僕の一つだけの居場所の家を守ってたの」

なるほど・・・やっべさっきの技で損壊してるかもしれねぇ、あの技半径100mまで斬撃と暴風飛ぶからな

「あそこが俺たちの家・・・って壊れてる!!」

「何があったの・・・?」

「多分、俺がここ来る前に戦ってた敵を殲滅しようとして半径100m以内の敵を攻撃した時の斬撃と暴風で壊れたんだと思う」

まじでごめん

「ああああああああああああああああああああああああ!!!!」

「玲斗!?大丈夫!?」

大丈夫じゃねえだろこの反応は

「よくも俺たちの家を壊してくれたなてめぇ!!・・・いやそもそも宇宙から敵が

来なけりゃこいつがこの辺りで範囲攻撃することもなかったということはつまり!!最初の原因である宇宙から来た怪物達が全部悪い!!よしそうだ宇宙モンスターどもを殲滅してやる!!というわけでアヤ!!俺たちも仲間に入れろぉぉぉ!!」

「「というわけでって何!?そしてマジでわけわかんない!!」」

マジでこいつ頭おかしいだろ

––玲斗と刃が仲間になった!!––

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蒼月流の使い手は最強の刀使い 深夜の暇人 @aya864

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