在宅勤務中のサラリーマンがリモート会議中に謎のダンジョンソフトを開いてしまうお話です。推しキャラの女性から「本日より、あなたがダンジョンの運営責任者です」と宣告されます。なんとも興味深い幕開けです。彼の「問題を定義して下さい」「再発防止」「仕組み化」といった仕事スキルが、そのままダンジョン運営に適用され、スライムは清掃部隊に、ゴブリンは巡回と受付と議事録を回す「現場」に変貌します。侵入者たちは殺されるより先に「面倒くささ」「運用のいやらしさ」により撤退させられ、「魔王がいる」と掲示板で噂され始めます。一方、現実ではシステム障害の緊急Zoom、顧客からの「今日中に恒久対応」要求、録画付き会議、謝罪文と言質要求など、「現実の勇者たち」との戦いが進行します。やがて、現実と異界の境界が崩れ始めて…。さあどうなってしまうのでしょう。続きは皆さんでおたしかめあれ。
かなり特殊な文体で、私はなんとなくゲームブックの漫画を読んでいるような気分になりました
基本的に事実関係と予測と結果が描かれており、物語の進行も羅列的に描かれております
そういう意味では、ここにある文章以上の考察が不要なので、かなりスラスラ読めます
ただ、想像の余地は事実関係しか描かれていないので真面目な作品というよりはコミカルな作品として受け入れるのが正しいのかなって印象です
そもそも仕事中に本業以外を付きっ切りで対応しているので、社会人としてはだいぶやばい人に強制的にされているという可哀そうな主人公にも見えますので
あまり深く考えず、カスタマーの無茶振りに奮闘する主人公を笑って応援してあげるのがよいですね
私は身につまされるあるあるも含まれているので、IT、DX関係の仕事している人は要注意の作品でもあります
さあ、あなたも社会の歯車になって、現実という名のダンジョンを管理しようじゃないか
まだ最初の5話程度までしか読めていませんが、この段階で既に面白いです。
少々ディスクワーク職の習慣と言うか描写がかなりリアルの拘り派よりなので、若干とっつきにくい感は否めませんが、元からそう言うのが大好きな人にはぶっ刺さりまくりだと思われます(笑)
理詰めで、しかも現場では無くリモート画面でのダンジョン運営で、主人公の脳内ハードディスクがブンブン唸っている感が何とも癖になります。
ダンジョン運営というファンタジー物を読んでいる筈なのに、どこか安楽椅子探偵物を読んでいる様な、そんな気分になれる事うけあいです(*‘∀‘)b
発想がとても面白く、特に序盤の掴みはかなり強い作品だと感じました。
日常のリモート会議、業務改善、定義思考といった現代的な“仕事の癖”が、そのまま異世界(ダンジョン運営)に接続される構造が秀逸で、主人公の思考回路そのものが物語を前に進めていくのが楽しいです。
一方で、業務改善やIT文脈に慣れていない読者にとっては、専門用語や思考プロセスがやや密度高めに感じられる場面もあり、合う・合わないがはっきり分かれる作品だとも思いました。
ただ、それは欠点というよりも、この作品が「誰に向けて書かれているか」が明確である証拠だと感じます。
会議、定義、仕様変更、改善──そうした言葉に覚えがある人ほど、主人公の行動やセリフに強く共感できるはずです。
仕事脳を持ったまま異世界に放り込まれる、という設定をここまで一貫して描いている点はとても魅力的で、刺さる読者には深く刺さる作品だと思います。