就活面接の練習をしていた幼馴染に、スマホのメモを見られて逃げ場がなくなった件

京都の冬。院生の｜朝倉《あさくら》蒼《そう》は、就活中の幼馴染・｜白川《しらかわ》日向《ひなた》に呼び出され、カフェで面接練習に付き合うことになる。
「蒼、面接練習して」

練習が終わって帰ろうとした矢先、日向の忘れ物で二人は店へ引き返す。
そこで日向は、蒼のスマホに残された“自分のためのメモ”を見てしまう。

「私のこと、どう思ってる？　友達？　幼馴染？それとも……」
蒼の逃げ道が、静かに塞がれていく。