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帝都残響録

帝都残響録

月雲風華

おすすめレビュー

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★★★
★11
4人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • ひつじ・メイ🐕️
    155件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    音の残響が語る、帝都の闇と祈り

    本作の魅力は、異能や怪異そのものよりも、「音の残響」に刻まれた過去や感情をすくい上げていくことだと感じました。

    主人公の九条朔夜の異能は、派手な破壊や超常的な力ではなく、彼が扱うのは、帝都の空間に残った「音の残響」に刻まれた人の感情や記憶です。

    悲鳴、囁き、後悔、怒り。
    それらが歪んだまま残ることで生まれる「不協和音」を、朔夜は視認し、調律する。

    彼の戦いは、怪異を倒す行為であると同時に、
    過去を暴き、静かに弔う行為でもあるように感じられました。

    音は消えても、残響は消えない。
    その残酷さと美しさを描いた、大正浪漫を感じるミステリーとなっています。

    • 2025年12月27日 03:56