【司書】

図書館の主であり、全てが謎に包まれた人物。

あらゆる時空から流れ着く「物語の結晶」を、その価値に応じて「宝石」に例え、書棚へと収める役割を担う。穏やかだが、時折世界の真理を見透かすような言葉を口にする。

【アルカ】

「色の消えた世界」からやってきた青年。

滅びゆく故郷を救う術を求め、この図書館に辿り着いた。紹介される物語を通じて、絶望していた心に「新しい視点」や「希望」を蓄積していく、読者に最も近い存在。

【ベルベット】（ブックバインダー）

物語を物理的な「本」へと綴じる、腕利きの製本職人。

結晶が放つ光を銀の針で掬い上げ、白紙のページに定着させる。職人肌で、物語の「構成」や「技術的な美しさ」に厳しいが、心のこもった仕事には深い敬意を払う。

【ニナ】（バイヤー）

「物語の結晶」をどこからか見つけてくる、身軽な少女。

主に、生命の輝きや、心が温まるような「光」の物語を好んで持ち込む。同じく物語を持ち込むハンターのグズマンを勝手にライバル視しており、顔を合わせるたびに突っかかる。

【グズマン】（ハンター）

世界の深淵や、厳しい境界線を渡り歩く、無骨なハンター。

彼が持ち帰る結晶は、人間の闇や世界の不条理を映す、重厚で冷たいものが多い。ニナの子供じみた反発を「元気なことだ」と受け流す、余裕ある大人。

【コギト】（謎の青年）

不思議な「植物」を抱えた、物静かな青年。

物語が放つ感情に共鳴して、植物から様々な花を咲かせたり反応を見せたりする。その反応が、その物語が持つ「心の熱量」を測るバロメーターにもなっている。

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