ブルーエイジ
僕らの夢が青いのはどうしてだろう
飴色の妄執に囚われたって
迷惑なんて掛けることなく
綺麗に消えてあげられるのに
生きたいのその裏だって
言葉にしては取り消した
生かしてやるの裏だって
言葉にしては悔いていた
僕らはまだ青くて青くて
その癖青くない世界で生きていた
青い未熟を抱いたまま
熟れた世界で息をしていた
僕らは今は青色にしかなれないのだと
画面の奥の誰かが告げる
隣の席の誰かが零す
記憶の中の僕が叫んだ
青色を捨てたいけれど
二度と元には戻らない
僕らの青色は今だけのもので
持ってる今は煩わしい
捨てよう
捨てない
捨てれない
悩む間はまだまだ青い
忘れるまでを青年と呼ぶ
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