給食のプリン

今日の給食にはプリンが付く。

いや、むしろ、

今日の給食はプリン

この呼び方だった気がします。


この言葉にどれほど心が踊ったことでしょう。

過去を振り返ると、給食≒プリンと言っても過言ではないほど、記憶の中で強く結びついています。

考えてみると、そもそも『給食』が学校でのハイライトで、その『給食』界でも頂点に君臨する存在。

それが給食プリンの正体だったのではないか。

そう私は考えます。


そして、その味は? 形は? 頻度は?


何一つ覚えていません。

カップの底にカラメルソースが入っていたか、思い出せません。

唯一思い出したのは、ヨーグルトが出てきたときに、一瞬喜びかけて『騙された』と感じた記憶くらいでしょうか。

もちろん、ヨーグルトも美味しいし、それはそれで喜んで食べてはいましたが。


さて、これほど強く脳裏に焼き付いた『給食プリン』。

その実態は、


給食プリンは概念である。

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