副題とは
Wall Gatsby
副題とは
【副題】
(焼けるように赤い血)放射能たちと、その血潮だ。「(注):いただきます」と言ったとき・死
「おまえは何で、さっきからそこにいるんだ?」
その本質的な問いが発せられたとき、私は部屋にいた。壁に背を当て、ただじっと座っていた。
「許せない」
それしか頭に浮かばなかった。大体、何に対して許す・許さないと考えているのだろう。
私には、分らない。
夢を見た。
その地には、激しい流れの川があった。
私は漁師で、人を殺すことを目的としていた。いや違うー正確にはそれは長きにわたり、人であると信じ続けられている何かである。また少なからざる数の人々がそれを心に抱え、後生大事に崇め続けているーそう、古くからその存在は人々を生かし、煽動し、そして苦しめてきた。
何があっても私は、その女を仕留める必要があった。
かつて人を殺した覚えはない。
しかしだからといって、それが人ではないと考えれば何をしても、許されるのか。
川は流れ、そして、私に渡ることを求めていた。
そこには愛がない。希望のない道は続き、歩いた傍から消え去っていく。
私には、希望はない。心はあるが、思念にコントロールされる思考には根拠のない言葉の羅列しかない。「愛のないところに心はない」とアインシュタインは言ったという。私にも、愛情があるはずだ。その根拠はない。しかし、道には歩くべき空間はあった。そして根拠のないところには空白の存在する隙間がある。
私には、愛がない。そんな気持になったのは3年前、2日間の軟禁生活を強いられたときだったと覚えている。というか、そう告げられた。官吏であった私は、そして銃殺犯、そしてまた国家公務員のヤクザをしていたのはいつだったか。覚えていない、忘れていた。思いだしたのは夢の中だ。そう、私は眠りつづけた。夢の中。少なくともそう、生きているということ。存在する私の中から生まれてきたその子たち。生みの親でありつづけなければならないという、存在する希望。そして、愛。私の男たちは、逃げていった。シティーに遠のく煙たち。存在する不思議。そのことを求めつづけているのに、やっては来ない希望。また逢い、あい、あい、あい? アインシュタインの心は眠りつづける。私の心も眠ってはいる。3年。長かった。私の死んでからというもの、3年間。私のいない間にも、世界の地球儀は回り続ける。ここにいる、いないこと、そしてその死。
フェルナンドキー爺さんは、道でそのSOULを横たえていた。
フェルナンドスには、愛情のない平野 広がっている。
私の力では、もうどうしようもないこと
手遅れだ
濁流にのまれながら、もがいて(むちゅうで)そして、死ぬこと。
私の母は そうして 云った そして、逝った
「死んでくれてありがとう」私の卒業式の言葉は それだった
どういたしましてー自分の耳にきこえては、聴いてしまっては 泣いている。
【手記】ドストエフスキーと地獄の落とし子
・自分が死んだこと
・殺した子どもの母親(そして父)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
思考のまとまらない間に、時間はやってくる
そう、それが「地獄のゲート」
私の居ぬ間に開いてきては、去って行く。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔女は、地平線へと消えては去って、死んだ奴らの<あい> かけっこ こけっこ
【殺すぞ】隣の女
そして死 やって来ては死んでいく たましい・・・(たくましいねぇ「魔女の声」)
私は死んだ その様だ 神様EXPLODE PLOSION プロージョン
Tel me the message that’s TOO LATE.(to you)
So for you
副題とは Wall Gatsby @WallGatsby
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます