12月19日の、「人声天語」。

夢美瑠瑠

第1話

クリスマスシーズンは?アメリカは、休暇やらクリスマス商戦やらで華やかな空気かな、と思います。

さまざまなこと思い出す桜かな 芭蕉

という俳句あるが、お馴染みの風物詩を眺めて「年々歳々相似たり」としみじみと感慨に浸るという、成熟した、人生黄昏ならではの詩境。


告朔の餼羊、という表現あり、「形骸化した美風」のことらしいですが、クリスマスやハロウィンも似ていると言えば似ている。


卒業式とか七五三も儀式で虚礼。 葬式やら結婚式も簡素化の風潮?

経済的に効率化を図る…人類の歴史はそういうプロセスの繰り返しにも思える。壮大な無駄にしか思えないピラミッドやら万里の長城を建造するためだけに人生を空費した膨大な労働者がいたのだ。 大仏とかでも、造られた動機や意味は納得できても発想自体がアナクロ。


で、華やかな気分、祝祭空間を醸成して、ついでに経済効果。 クリスマスも実質的に秋元康さんみたいな利に敏い仕掛け人?がプロデュースするイベントみたいになっているw


が、「賢い消費者」 informed consumer が増えて、LOHAS life of healthy and suspected 、瑠璃色の地球を守ろう、そういう風潮が高まっていくとか、そういう流れなら素晴らしいことと思います。


暗黒時代というのもあり、魔女狩りもあり、原子爆弾、ホロコーストもあった。 人類に絶望している人も多い。


だが、根っこのところでは、愛を根本理念としたキリストが救世主でしかないというのは世界史的なコンセンサスであり、慈悲、思い遣りを旨とする釈迦や孔子が、結局やはり究極の聖賢とされている、ここにしか人類の叡智のレゾンデートルは無いとも思えます。


無邪気に思えても、赤子ですらアンパンマンの哲学が幸福への唯一の道標石、そういうことは「わかる」。 それは言葉以前のなんだろう、わけのわからないSixth SENSE?


21世紀、といいつつ、もう4分の1過ぎた。

Time flies like an arrow …光陰矢の如し。

一寸の光陰軽んずべからず、と肝に銘じようと思います。







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