走り梅雨

ジメジメとした暑い日々。

だが一点は冷たかった。

いや、寒い。

まるで、凍ってしまうように――


ポツポツと、雨が降り始める。

「うげっ!またかよ……クソッ!これだから夏は嫌いなんだッ!」

毎度のごとく男性が声を荒げ、モノに当たる。

降りしきる雨は。

ただ冷たかった。


-

出演:ギアッチョ


補足:走り梅雨という不安定な時期にギアッチョの不安定さを乗せたかったです。

「凍ってしまうように――」で改行したのは語り手が実際に凍って死亡したからです。最初の語り手はターゲットだったわけですね。

そして雨が降ってギアッチョがキレる。キレる理由はやっぱりスタンドとの相性が最悪だからです。

ギアッチョのスタンドって触れた液体とかを無関係に凍らせてしまうんですよ。なのでキレた、というわけです。

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