ラピスラズリの福音

東雲

初恋は青く

「必ず帰ってくる。絶対に。だから、だからどうか、待っていて」

「うん。待ってる。ずっと、待ってるよ」


春の訪れもまだ遠い、ある朝の日。

今にも泣き出しそうな声を残して、共に育った町を去っていった恋人。

「必ず帰る」という言葉を胸に、愛しい人の帰りを待って早四年──今日、その彼が結婚する。



◇◇◇◇◇



「ノラ、聞いたか? いよいよリアムが王女様とご結婚するってよ」

「……ああ、今日だけでもう五回は聞いたよ」

「なんだ、って当たり前か。皆してその話ししてるもんな」


仕事帰り、声を掛けてきた友人に曖昧な笑みを返しながら、泣き叫んでしまいたいほどの衝動を必死に飲み込んだ。


「もう帰りだろ? 飲みに行かないか?」

「いや、遠慮しとく。……今日は、早く休みたいんだ」

「……リアムのことなら、さっさと忘れちまえ。もう戻ってこないヤツのことを想っても、虚しいだけだぞ」

「……そうだな」

「ま、無理はするなよ」


否定することもできない言葉に肯定の返事をすれば、友人は肩を竦め、踵を返した。

きっと落ち込んでいる自分を元気づけようと、わざわざ声を掛けてくれたのだろう。せっかくの誘いを断ってしまった申し訳なさにまた少し気分が沈むも、今の自分には誰かと食事や会話を楽しむような余裕も、気力も、微塵もなかった。

重い足取りのまま、一人暮らしの小さな我が家に帰ると、真っ直ぐベッドへと向かい、シーツの上に倒れ込んだ。


(もう、涙も出ない……)


目を開けていることも億劫で瞼を閉じるも、望んでいる眠気は一向に訪れない。頭も感情もぐちゃぐちゃで、心も体も疲れ切っているのに、思考を手放すために眠ることすら許されない現状に、乾いた笑みが零れた。


「……四年か」


溜め息の代わりにポツリと落ちた声は掠れていて、それが余計に惨めさを煽る。

愛しい人の帰りを待ったのは四年。だが彼を想った月日の長さは、その倍以上だ。

思い出すだけで胸が痛くて、息をするだけで苦しくて、でも泣けなくて、どうしようもない現実から逃げるようにシーツを被った。



◇◇◇◇◇



リアムと初めて言葉を交わしたのは、ノラが九歳の時だった。


「はじめまして、僕はリアム。君は?」

「……ノラ」


父と母を早くに亡くし、祖父母と暮らしていた一軒家。町外れにあるその家の隣に、リアムが両親と共に引っ越してきたのが出会いだった。


「隣に越してきたんだ。これからよろしくね」

「うん……」


そう言ってニコリと笑った彼に、一目惚れをした。

リアムは、田舎の小さな町には似つかわしくないほど整った顔立ちをしていた。透けるような白い肌に、太陽の光を反射するほどの眩い金髪。ラピスラズリの瞳は今まで目にしたものの中で一等美しくて、瞬きも忘れて見惚れた。


(綺麗……)


少女に見紛うばかりの美しさだったが、『僕』と名乗ったことや雰囲気で、少年だということは分かった。

それでも、幼いからこその純粋さで、性別のことなど気にすることもなく、ただ『リアム』という存在に惹かれた。


初めて出会った日の翌日から、リアムとは毎日のように遊ぶ仲になった。

一歳年下だという彼に兄ぶるように町中を案内し、一緒におやつを食べて、冒険混じりに森の中を駆ける。

これまでも同じ年頃の子と遊ぶことはあったが、リアムは同年代の子どもとは違い、落ち着いた雰囲気で、それが新鮮で楽しくて、彼とばかり遊ぶようになった。

リアムも最初の頃こそよそよそしかったが、一週間も経てば慣れたのか、「遊ぼう」と家まで迎えに来るようになり、二人の仲は急速に縮まった。

互いの家を行き来し、時には相手の家に泊まり、一つのベッドに並んで眠ることもしばしばだった。祖父母とリアムの両親の仲も良好で、本当の兄弟のようだと言って笑っていた。

この頃はまだ『リアムが好き』という感情だけで、恋というものも分からないまま、ただ毎日一緒に過ごせることが嬉しかった。

幼く可愛らしい恋心が、胸の苦しさを伴う淡い恋愛感情に変わったのは、それから数年が過ぎた頃だった。




「またデートの誘いだった」


珍しく外の店で昼食を取ろうと約束をした日のこと。少し遅れてやってきたリアムは、溜め息を零しながら向かいの席に座った。『デート』という単語に僅かに心臓が怯むも、それを隠すように、ノラはわざとらしく笑った。


「すごいな。今月だけでもう四回目だろう?」

「毎回断ってるのに……せめて用件を先に言ってから呼び出してほしいよ」


嫌々という感情を隠しもせず、眉間に皺を寄せるリアムだが、その表情すら絵になるのだから、町中の少女が夢中になるのも分かるというものだ。

出会いから五年。ノラは十四歳、リアムは十三歳になっていた。

元より整った顔立ちをしていたリアムは、青年に近づくにつれ、より美しく成長した。

少女のようだった面立ちも年相応の少年らしくなり、大人になればさぞ目を惹く美丈夫になるだろうことは誰の目から見ても明らかだった。

元よりリアムに好意的な少女は多くいたが、年頃になると異性としてリアムにアピールをする者が増えた。近隣の大きな街にすら二人といないであろう美少年が身近にいるのだ。恋する少女達が夢中になるのは当然だろう。


「……皆、リアムのことが好きなんだよ」


当然のこと、とそう思うのに、同年代の少女達が恋心を隠しもせず、リアムに接する姿を目にするたびに胸が苦しくなった。

初めて会ったあの日から、自身のリアムに対する感情は変わらなかった。いや、正確に言えば、愛も恋も分からなかった好意は、完全な恋心へと変わっていた。

いつから、なんて分からない。気づいたら、恋愛感情としてリアムのことを好きになっていた。年を重ねるごとにその想いは大きくなり、どんどん彼に惹かれていった。

整った外見だけでなく、内面も美しいリアムは、いつだって優しく、自分のことも大切にしてくれた。

悲しいことがあった時、泣いている自分を抱き締めながら、一緒に泣いてくれた。

嬉しいことがあった時、我が事のように喜び、笑ってくれた。

いつだって隣にはリアムがいて、一緒にいるだけで胸が弾んで、幸せで、共に過ごす心地良い時間がいつまでも続けばいいのに、と願わずにいられなかった。……それが自分の一方的な感情であり、叶わない願いだと分かっていても。


「誰も本気で僕のことが好きな訳じゃないよ」

「それは分からないだろ」

「分かるよ。一度も話したことがない子なんて、僕の顔しか見てないってことでしょ?」

「まぁ……そういうこともあるかもしれないけど……あんまりそういうことは言わないほうがいいぞ」


リアムは自身の顔の良さを理解している。だからこその客観的な発言なのだろうが、聞く者によっては自慢や嫌味に聞こえるだろう。窘めるように注意をすれば、青い宝石のような瞳がゆるりと弧を描いた。


「他の人の前でなんて言わないよ」

「……ならいいけど」


たった一言。その言葉の裏に隠れた『ノラの前でしか言わないよ』という響きに、トクリと胸が鳴る。特別扱いされているような優越感──だがその感情も、一呼吸の間に消えてしまう。


(俺は、リアムの親友だから……)


仲の良い友人として、他の子達よりも少しだけ、距離が近いだけ。だから本音を言ってくれるのだ。それが嬉しいのに、同時にとても悲しかった。

リアムにとって、自分は兄弟のように育った男友達で、それ以上でもそれ以下でもない。恋愛対象として見られることはおろか、選択肢に入ることもない。最初から望みのない恋なのだ。

それを寂しくも思うが、その反面、意識されないことを心のどこかで安堵している自分もいた。


(同性に好きって言われても、困るよな……)


幼い頃はなんの柵もなく向けていたリアムへの好意は、成長と共に戸惑いと背徳感を含み、隠すべきものとしてひっそりと胸の内に秘めるものへと変貌していた。

リアムへの情が恋愛感情だと自覚した時、大して驚きはしなかった。男が好きなのではなく、リアムだから好きなのだ。そう思えばこそ、性別に対する問題は些事だと思えたが、不安がない訳ではなかった。

この国では十年ほど前に同性婚が認められ、同性の夫婦やカップルも少しずつ増えてきているらしい。とはいえ、まだ十年だ。世間の意識もまだ大きく変わらず、ましてや田舎の小さな町では、未だに否定的な考えの者も多い。

そんな中でリアムへの恋心を明かす勇気などなく、ましてや本人に知られて、もしも拒絶されたらと思うと怖くて、決して気取られまいと、自身の気持ちは心の奥底に閉じ込め封をした。

リアムのことは好きだ。けれど、この想いを知られて今の関係が壊れるくらいなら、一生伝えないままでいい──そう自分に言い聞かせ、納得した。


「ノラ、今日の夜はうちでご飯食べるでしょ?」

「ああ、そのつもり。あ、ばあちゃんがパン焼いてくれたから、持ってくよ」

「わ、やった! おばあちゃんのパン好きなんだよね」


ニコニコと笑うリアムに、直前までの胸の苦しさも消えていく。


(……これでいいんだ)


この想いを手放すことはできない。でも、今以上の関係も望んでいない。

いつか、恋心が懐かしい思い出に変わるまで……その時まで、自分はリアムの良き友でいようと心に決めた。



それからも想いが変わることはなく、恋慕の情は膨れていったが、それと同時に諦めの気持ちもどんどん大きくなっていった。

魅力的な青年に成長していくリアムに比べ、凡庸な容姿な自分。元より望みのなかった想いだったが、容姿の差を意識するほど、「十人並みの容姿の男を好きになるはずがない」としか考えられなくなった。その上、背丈も体の厚みも随分と逞しく育ってしまい、リアムに対し少女のようなトキメキを含んだ恋情を抱いていることに、罪悪感すら覚えるようになった。

せめて、リアムの隣にいても恥ずかしくないくらいの容姿だったなら──そんな『もしも』という考えがふと浮かんでは、息苦しさと共に消えていくのを何度も繰り返した。


そんな日々の中でも、リアムとの仲は良好なままだった。子どもの頃のように町中や森を駆け回ることはなくなったが、馬に乗って遠出をしたり、出掛けた先で釣りや野宿をしたり、成長したからこその遊びを楽しむようになった。

兄弟のような関係は変わらず、互いの家族を交えた交流も変わらなかったが、年を重ねるごとに、共に過ごす時間は減っていった。

十六歳にもなれば、家業の手伝いや職人見習いとして働き始める者も多い。ノラも祖父が木こりだったこともあり、その跡を継ぐため、一日中家を空けることもあった。祖父が高齢になってきたこともあって、数年前から手伝いはしていたが、本格的に働くようになってからはリアムと顔を合わせない日も増えた。

それを寂しく思う反面、成長と共に変わり始めた周囲の意識に馴染めず、逃げるようにリアムと距離を置くようになっていたのもまた事実だった。


十五歳になったリアムの元には、真剣な交際を望む少女からの告白が後を絶たなかった。少女だけじゃない。各家からも婚約を前提とした交際の申し込みがあったらしい、と祖母経由で聞いた。

年頃になり、周囲の大人達や同年代の子達は、結婚や異性を意識した付き合いが増えた。ノラの場合、自分自身に対してどうこう言われることはなかったが、リアムのことで色々と言われることが多くなっていた。

遠回しに「リアムにも付き合いがあるのだから」と、いつまでも子どものような付き合い方をするなと言われたこともあれば、顔見知り程度の少女から面と向かって「リアムくんの邪魔をしないで」と言われたこともあった。

正直、かなり堪えた。リアムに対する恋情は、思春期に入ってからは膨らむ一方だったのに、それを表に出すこともできず、ずっと隠し続けた。

ならばせめて友人として側にいたかったのに、周囲からは自分がリアムの恋愛の障害になっていると言われ、側を離れるように言われる。

悲しくて、苦しくて、切なくて、でも『友』として生きようと決めたのならば、彼の側を離れるのが正しいのだと、家業の手伝いを理由に顔を合わせる機会を減らした。

自身の気持ちを隠すための、本音と建前。それでも、婚約や結婚という現実的な話しを耳にするたび、何度も失恋をしているような胸の痛みに襲われた。



そんな日々が続いたある日、祖父の手伝いが休みの日に、朝からリアムが家を訪ねてきた。

久しぶりに外に出掛けようと誘われ、互いに馬に乗ると、町から少し離れた小高い丘へと向かった。

大きな木が一本立つそこは、周囲に野花の花畑が広がり、遠くの山まで見渡せるピクニックにはもってこいの場所だ。馬に乗るようになってからは二人でよく訪れていたのだが、ここ最近はその頻度も減っていた。


「久しぶりに来たな」

「ノラが毎日忙しそうだからね」

「それはごめん」

「冗談だよ。仕事が忙しいんじゃ仕方ないもん」

「……うん。ありがとう」


その内の何割かは、わざと忙しくしていたのだが、そんなことを言えるはずもなく、曖昧に返事をする。

若干の後ろめたさを残しつつ、持ってきた昼食を共に食べると、なにをするでもなく、花畑に座り込んで他愛もない会話を続けた。

特別なこともなく、リアムと二人きり、のんびりと過ごす。変わらぬ心地良さにホッとする中に淡い恋心が溶け出し、妙に擽ったい気持ちになる。


(……デートみたいだ)


久しぶりの二人だけの時間に、つい浮かれてそんなことを思う。が、花畑という自分に似つかわしくない景色の中にいるだけで、すぐに冷静になる。

可憐な少女がリアムの隣にいたならば、きっと似合いだっただろうに──そんな自虐的な考えが浮かんだ直後、ふとあることを思い出し、無意識の内に声に出していた。


「そういえば、婚約の話しが出てるんだって?」


いつか祖母から聞いた話。友人としてなら、決して不自然ではない話題だろう……そう思い口にしたのだが、瞬間、それまで笑っていたリアムの表情が変わった。


「……なんで知ってるの?」

「え、ばあちゃんに、聞いて……」


眉を寄せた表情と固い声。その予想外の反応に怯みつつも正直に答えれば、大きな溜め息が返ってきた。


「おばあちゃんか……母が話したんだな」

「えっと……ごめん。聞いたらまずかった?」

「まずいっていうか……ノラは、知らなくても良かったのに」

「ッ……」


思ってもみなかった言葉が、グサリと胸を刺す。「お前には関係ない」と言われているようで、ショックから咄嗟に声が出なかった。

なにか返事をしなければ、と息を吐き出すのと重なるように、リアムの焦ったような声が響いた。


「ごめん、違うんだ! 知らなくていいっていうのは、知られたくなかったっていうか……婚約の話しを受けるつもりもないし、興味もないから、気にしないでほしかったって意味で……」

「……興味がない?」


しどろもどろで説明をするリアムの言葉に首を傾げれば、「うん」と彼が頷いた。


「好きでもない子と、結婚するつもりなんてないから」


その言葉と言い方に、心臓が嫌な音を立てた。


「……好きな子、いるんだ?」

「うん、いるよ」

「──」


一切の恥じらいもなく、あっけらかんと告げられた告白に、苦しくなるほど胸を締め付けられた。

リアムだって年頃の少年なのだ。好きな子がいたってなにもおかしくない。それを『友』である自分に打ち明けることだって、普通のことだ。自分が彼に恋をするように、彼だっていつか、誰かに恋をするはず……そう覚悟していた。

それなのに、隠し続けた恋心は、突きつけられた現実に涙を流すように、痛い、痛い、と震えていた。


「……そっか。リアムに好きな子がいるなんて、知らなかったよ」


なんと答えればいいのか分からず、当たり障りのない返事をすれば、隣に座るリアムがその場に寝転んだ。


「誰、とか聞かないんだ?」

「……聞いていいのか?」


聞きたくないし、知りたくない。

だからこそ相手を探るようなことはしたくなかったのだが、友人ならば、そのような反応は不自然なのだろう。震えそうになる声を抑えるように拳を握り締め、なんとか表情を取り繕った。


「誰か当ててみてよ」

「リアムの好みも知らないんだけど……」

「笑った顔が可愛い子が好きだよ」

「……だいぶ範囲が広いぞ」

「そんなことないよ。可愛いなぁって思ってるのは一人だけだし」

「それこそ、リアムの好みなんじゃ……」


自分が好きな人の、好きな人の話しを聞く。拷問のような時間だが、リアムからすれば、友人と恋愛話しをしているだけで、なにもおかしいことではない。なればこそ、今のこの空気を壊すべきではないのだろう。


「……宿屋のマーシーとか?」

「違う」

「じゃあ、パン屋のレニ?」

「はずれ」

「う~ん……近所のメイナ、とか?」

「……ねぇ、ノラはその子達のこと、可愛いって思ってるの?」

「え? いや、まぁ、客観的に見て、そうかなって……」

「……皆はずれ。僕の好きな子のほうが、もっとずっと可愛いよ」

「……そう」


なぜか少し不貞腐れながら、それでも好きな子のことを「可愛い」と称するリアムに、無性に泣きたくなる。


(……ちゃんと、隠してきて良かった)


自分の容姿とは程遠く、無縁な単語が似合うリアムの想い人。そんな人がいたことも知らず、後先考えずに告白するような愚かな行為をしなくて本当に良かった、と自分自身を慰めるのが精一杯だった。


「……それで、結局誰なんだ?」


気を抜くと泣いてしまいそうで、ゆっくりと息を吸い込むと、努めて軽い口調で尋ねた。

誰の名前を言われても大丈夫──そう覚悟を決めるも、返ってきたのはどこか意地悪な笑みだった。


「内緒」

「焦らしておいて、それはないだろ」

「ノラが自分で考えて、正解に辿り着けたら、その時は教えてあげるよ」

「……そんなずっとなんて考えてられないぞ」


ただでさえ考えたくないのに……憂鬱さを誤魔化すように溜め息を零せば、リアムは寝転んだまま、こちらを見上げて笑った。


「ダメだよ。よく考えて」

「……気が向いたらな」


ああ、本当に、報われない恋だ──握り締めた拳も解けないまま、笑って『友』の顔をした。



リアムに好きな人がいると聞かされた後も、二人の関係が変わることはなかった。

「考えて」と言っていた割に、答えを求められることもなければ、あれ以来、恋愛話をすることもない。

まるでそんな話しなどしていなかったかのように、交わす話題も、態度も、距離感も、なに一つ変わらず、リアムの浮いた話しを聞くこともなかった。

それでも、いつか突然、「恋人ができたんだ」と言って紹介されるんじゃ……そんな『もしも』を想像し、戦々恐々とする日々にすら慣れてしまった二年後。二人の関係は、ある日を境に一変した。

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