エスカレーターで屁を我慢するJK

あんこくじだい

やばい……、屁が出そう。そうだ、出しちゃえ

 今日も駅の長いエスカレーターに乗った直後であった。


 うっ……、やばい……、屁が出そう。後ろに人いるかな?私は後ろをチラッと見た。知らないおじさんがいる。まあ当たり前だが。これでは屁がこけない。我慢するしかないか……。


 やばい、どんどん屁がしたくなってきた。我慢できそうもない。このままだと知らないおじさんの顔目掛けて屁をぶっかけてしまう。それだけは避けたい。JKの屁だからご褒美だろ?と悪魔の囁きも聞こえた気がした。


 ぐぬぬ……、少しずつ屁が漏れてる。音はしてないと思う。ああっ、もう何で私がこんな目に……。おじさん、私の右空いてるからエスカレーター歩いちゃってよ!歩くのはマナーが悪い?そんなおじさんの声が幻聴として聞こえた。


 ああっ、出るっ!でりゅうううぅぅ!おなら出ちゃうのおぉぉぉ!もう我慢できないいぃぃぃぃ!


 ぷすーーーーーーーっ。


 ああっ、出ちゃった!知らないおじさんの顔目掛けて屁しちゃった!思いっきりしちゃった!おじさんの方を見たら凄い顔してる。私を睨んでる!何だよ!JKの屁だぞ!ご褒美だろ!こんちくしょうめ!


 あっ、今度はうんこしたくなってきた。私は屁とうんこが判別できるのだ。




 完

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