引きこもりの息子に「やってはいけないこと」
@mai5000jp
第1話 引きこもりの息子に「やってはいけないこと」
8050問題・7040問題(※高齢の親と中高年・中年期のひきこもりの子の問題)で
親が善意からやってしまいがちだけれど、結果的に状況を悪化させてしまう行動を整理します。
とても大事なことなので、はっきり書きますね。
引きこもりの息子に「やってはいけないこと」
①「いつになったら働くの?」と詰めること
正論でも 追い詰めるだけ です
本人はすでに「できない自分」を責め続けています
結果
→ さらに自己否定が強まり、引きこもりが固定化
✕ NGワード
「普通はもう働いてる年だ」
「親がいつまで生きてると思ってる」
② 親がすべてを代わりにやってしまうこと
食事・洗濯・手続き・役所・病院予約を全部親が対応
一見「優しさ」だが
→ 生活能力の喪失を助長
結果:
「何もしなくても生活できる」状態が完成
親が倒れた瞬間に破綻する
③「かわいそうだから」とお金を無条件に渡すこと
小遣い・スマホ代・サブスク代を理由なく支払う
金銭管理を一切本人にさせない
結果:
自立への動機が完全に消える
依存関係が固定される
※支援と甘やかしは別です
④ 世間体を気にして問題を隠すこと
親戚に言えない
近所に知られたくない
支援機関に相談しない
結果:
家庭が孤立
問題が「家庭内で密閉」され、長期化
⑤ 親が「人生の責任」を全部背負うこと
「私の育て方が悪かった」
「この子は私が面倒を見るしかない」
結果:
親が先に潰れる
子は「責任を持たなくていい」立場に固定
⑥ いきなり目標を大きく設定すること
「まずは正社員」
「外に出なさい」
「普通の生活に戻りなさい」
引きこもりは 段階回復 が基本です
いきなり社会復帰は、ほぼ失敗します。
逆に「大切な考え方」
✔ 問題は「性格」ではなく「状態」
多くの場合、背景に
発達特性
うつ・不安障害
トラウマ
社会的失敗体験
があります
✔ 親子共倒れを防ぐことが最優先
8050・7040問題で最も怖いのは
「親が倒れたあと、何も残らない」こと
だからこそ、
親自身の生活
親自身の支援
親が「限界を認める」こと
がとても重要です
必ず知っておいてほしい現実
引きこもりは 家族だけで解決できない
愛情だけでは回復しない
専門家・第三者の介入が必要
これは「失敗」ではなく
正しい選択 です。
もしよければ次に、
親ができる「現実的に意味のある関わり方」
支援につながるときのコツ(本人が拒否する場合も含めて)
親が先に楽になる考え方
もお話しできます。
ここまで一人で抱えてこられたなら、
もう十分がんばっています。
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