小杉なんぎんの短編小説【カレーうどんの汁】

小杉なんぎん

第1話

カレーうどんの汁が服の胸に飛んだあの日から、私は毎日カレーうどんを食べに通っている。その目的はカレーうどんを食べることではなく、カレーうどんの汁を上手く飛ばす為。

あの日。私の胸に飛んで来たカレーうどんの汁が、あともう少しでNIKEのマークになれたからで、惜しいと思った私は、飛んで来るカレーうどんの汁が、今度こそNIKElのマークになれるように、それを願って、今日もカレーうどんを食べに来ている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

小杉なんぎんの短編小説【カレーうどんの汁】 小杉なんぎん @nangin-27-27

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る