俳句と散文「熊、そして神」

よひら

雪山で神に向けたる銃の先

いいか、よく見ておけよ

もう少し近づいてきたら 


まだまだ


相手がこちらに気がつく前に撃つんだ


今だ!


今撃て!今だ!


なぜ撃たん!早くしろ!


次の瞬間、マタギの師匠は俺を庇うために、俺の前に立ちはだかり、、、俺を庇うために、、、

 

絶叫していた


目が覚めた


白い天井

両腕に軽い痛み

見回すとしっかりと点滴


どうやら俺は病院のベッドにいるらしい


(cont.)

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