神を倒すという壮大なテーマの提示から始まり、人類が築き上げた究極のディストピア一歩手前の「最盛期」、そして驚異的なスピードで進む宇宙進出までを、克明な年表のように描き出すプロローグとして非常に引き込まれます。
冒頭のO・Gなる人物の記録と「人が神を倒すまでの物語である」という一文が、この後に待ち受ける壮絶な運命を予感させ、一気に読者の心を掴みます。
戦争を乗り越え、AIやテクノロジーによって「働かなくても生きていける」「自殺者ゼロ」という一見完璧なユートピアを完成させつつも、それが人口爆発によってあっけなく崩壊へ向かうリアルなスピード感が秀逸です。