青
ヌーバ
青の洞窟
青の洞窟を恋人と手を繋いで歩くのが青春ならば、洞窟を抜けた先の夜中の公園で友人とわざとらしくランニングをするのもまた青春なのだろうか。
波打ち際で一斉にジャンプして写真を撮るのが青春ならば、海岸沿いの道路を延々と歩きながらそれらしい哲学談義に夢中になって、熱中症になりかけるのもまた青春なのだろうか。
河原で野球少年達を見下ろしてトランペットを吹くのが青春ならば、対岸に渡る橋を探して川沿いを歩き続けるのもまた青春なのだろうか。
自分には届かないとわかっているのだから、わざわざ近くに行かなければいいのにと思わなくもないが、行く当てもなく飛び出して雨に打たれないことにはたまに見える虹の美しさは分からないので仕方ない。
今日のところは、虹は少し遠くからでないと見えないのだからと、強がっておこう。
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