空の青
空が1番青かったのは、中学校に入学した直後、3階の窓から飛び出たトランペットが鳴るのを聞いた時であった。4分音符と8分音符の違いがわからない人間が音楽室に向かうほど、あの日の空は青かったらしい。
青い光は散りやすいというのが、幼い頃に誰もが抱く質問への解答だそうだ。ならば、あの日散っていた光の正体は何であったのか。
あれから通り過ぎた日々のジェットコースターと、ところどころ歪んだレールが散らした火花が、誰かの空を青く染めたことを祈るのは、些か都合が良すぎるだろうか。
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