2025年12月24日
今週はずっと出社が続いた。
しかも今日は23時を回った。
だが、週末からは休暇だと、自分を励ます。
今日はクリスマスイヴなので、自分の分だけクリスマスケーキを買おうと思ったが、ケーキ屋もコンビニも、どこも売り切れていた。
わたしはケーキはチョコレートケーキしか食べないので、その他のケーキがあってもそれは論外だ。
まぁ、明日が本当のクリスマスなのだから今日にこだわる必要はない訳で。
ケーキは諦めて、家に帰る。
家に帰ると、ぬこが入り口に待っていた。
ずっと待ってくれていたのかと、感動する。
出社しても定時上がりであれば20時には家に着いている。
そんな日もぬこは入り口にいるのだから、今日は3時間以上ここにいたのかもしれない。
普段はそっけないが、なんだかんだ健気なやつだ。
今日はペットカメラを見る時間もなかったし、そもそもカメラはここ連日、謎の動きをするのであまり役に立たない。
部屋に入ると、机の上に、ケーキがおいてあった。
イチゴのショートケーキだ。
しかも手作り感がある。
シンクにはケーキを作るのに使った食器や道具が溜まっていた。
誰が作ったのだろうか。
全身に寒気が走る。
ケーキの傍にクリームの塊があると思ったら、クリームにまみれたそれだった。
もしかして、それが作ったのか?
それが作ってないのであれば、誰かがここに入ったということで、それはとても気味が悪い。
でも、それが作ったのであれば──?
本来は奇妙で気持ちが悪いことであると思うが、わたしは不思議な感動に包まれていた。
でも、どうせならチョコレートケーキがよかったな。
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