榎田のピッチャーの軌跡
Taku
幼少期の僕と藤井 そして高校生になって
僕が、最初に野球を見たのは、小学校1年生の時だった
僕の父親が阪神サンダースのファンで、僕はその影響で、休日に阪神サンダースの試合を見ていた。
そして、僕は小学校2年生に上がった時に、
野球をすることになった。
どうも、僕と父親が休日にテレビで野球を見るのが好きなのを知って、
母親が野球が好きなら、実際にやってみればどうかと思ったらしい。
母親が、地元のリトルリーグを探してくれた。
僕は、一人じゃ寂しいから、幼馴染の藤井をリトルリーグに誘うことにした。
僕は藤井と遊んでいる時に話を切り出そうと思っていた。
「昨日の、阪神戦見た。」僕が言った。
「見た見た。岩永選手がホームラン打ってたね。」藤井が言った。
「そうなんだよ。
めっちゃうれしい。」
「それはよかったね」
遊んでいる公園で会話をしていた。
夕方になりあたりは暗くなっている。
「そういえばさ、野球好きなんだから、野球チーム一緒に入らない?」と榎田が言った。
「いいね、野球チーム入ろう」
「うちのお母さんが、いい野球チーム探してくれてさ」
「それはいいね」
「野球上手くなって、僕たちも阪神サンダーズに入って活躍するんだよ」
「いいねそれ、プロ野球選手になるんだ」
「約束だからね。」
「うん、約束。」
僕はこの時の約束を今でも覚えている。
高校1年生になり、
藤井とよく帰り道を帰るようになった。
「そういえば、最近、藤井は何してるの」と僕は聞いた。
「うーん、まあ最近は、暇だから本を読んでいるかな」
「本か。俺も何か読もうかな」
「うん、読んでみたら」と藤井が言った。
僕たちは、帰り道の公園にいた。
「最近、先輩たちは夏前のスタメンを勝ち取るためにピリピリしてるよな」
藤井が言った。
「まあ、そうだね」と僕が言った。
「僕たちもレギュラー取りたかったけどさ」
「あんまり、練習試合で使われないもんな」と僕が言った。
「1年生でレギュラーって、難しいんだな」
「そうだね。」
あたりは、夕方になり、公園には僕たち以外誰もいなかった。
ブランコに座って、話している。
「そういえば、今度、プロ野球の人の講演会が開かれるらしいよ」と藤井が言った。
「講演会か。面白そうだな。」と僕が言った。
「阪神サンダースのOB滝沢選手が出るらしいよ」
「まじで、あの滝沢選手か」
「渋いバッティングで好きだったんだよな」
「面白そうだから行こうよ」と僕が言った。
「そうだね。」と藤井が言った。
僕たちの日程に、阪神サンダースの講演会が入った。
最近、僕の近況としては、高校生活は上手くいっていて、
野球をしていることが楽しい。
家は、兵庫県にあり、家族は3人で、一人っ子である。
父親は、阪神サンダースが好きで、僕もその影響で
ファンになった。
昔から、近所の空き地で、ボール当てをしていた。
最近、その場所に行ってみると、どうやら空き地の
壁がなくなっていた。
新しく家が建つのだろう。
時は、過ぎていくものだなと思った。
最近では、駅前にもカフェが出来ていて、
いつの間にか変わっていることがある。
変わらないものもある。
近所のスーパーである。
昔に、お母さんと買い物に行くときに使っていた。
今では、年に1回行くぐらいだけど。
あそこは、僕が子供の時からずっとある。
15年間も店があるのは、
しっかり店として、売り上げがあるから
経営することができるのだろう。
僕は空き地がなくなった影響で、
壁当てをする場所を探さないといけなくなった。
公園でも探そうかなと思っている。
僕は、小学校の時から野球をやっていて、
中学校では、リトルシニアリーグに所属しており
ピッチャーをしていた。
そこで、県大会を勝ち上がり優勝して
全国大会出場することになった。
僕は、そこから、名前が知られるようになった。
とは言っても、兵庫県内だけだけど。
それでも、プロの道に進むために、
全国大会に出場できたことはいい一歩と言えるだろう。
次の日、僕は藤井と遊ぶことになった。
「何して遊ぼうか」藤井が言った。
「うーん、山登りで競争しようぜ」僕が言った。
「それは、いいな体力勝負か」
「うん、絶対勝ってやるよ」
「負けないからな」藤井が言った。
僕たちが住んでいる町の周りには、山が連なっている。
山は、300mぐらいの小さい山である。
もちろん、歩く道はできていて、迷子にはならない。
よーいどんのスタートで僕たちは坂を駆け上がった。
スタートは、藤井が早かったが
坂道が急なことで、ばてていた。
そして、遅れてスタートした僕が徐々に追いつき
突き放すことができた。
急な坂を上った後に、平坦な道がある。
そして、大きな木が生えているところがゴールである。
僕は、疲れた足を懸命に動かしながらゴールした。
その後、遅れて藤井が来た。
「この坂、きつかったな」藤井が言った。
「だよな。普段歩いて登るからな。」僕が言った。
「それにしても、洋一は体力あるな」
「最近、練習きついからな」
「それもそうだな」
その後、僕たちは、ゆっくり歩いて下っていった。
この坂は走って登るものではなかったと僕は思った。
明日、筋肉痛だろうから、しっかり休もうと思った。
6月
僕は、学校では友達ができた。
長岡くんという人で、野球部の人である。
たまに授業中に寝ていることがある。
「長岡。授業内容覚えてる」と僕が聞いた。
「いや、全然。」
「後で、ノート見せるね」
「ありがとう」と長岡が言った。
「そういえば、長岡って音楽とか好きなの」と僕が聞いた。
「うーん、最新曲ばかり聞いてるからね。たまに洋楽も聞くけど」
「洋楽かすごいな。長岡は」と僕が言った。
教室を抜けて、野球部の練習に行く。
すでに、グラウンド整備している野球部の人がいた。
僕たちは、部室で着替えることにした。
長岡とは、たまたまクラスが同じで仲良くなった。
僕は、着替えてグラウンドに出る。
部活の時間になり、集合してから、アップが始まる。
そして、その後、打撃練習になり
僕と長岡はペアになった。
「今日の朝食とかって何食べた?」と長岡が聞いた。
「白いご飯に、卵を載せて醤油かけたり、お味噌汁飲んだ」と僕が言った。
「やっぱり、いいよな。米が一番いいんだよね。」
「そりゃ、米が一番だよ。長岡は何を食べたの?」
「魚だよ。魚。朝からはきついよ」
「確かに、朝に魚はきついかもな」と僕が言った。
「うちのお母さんが魚が好きでさ。今度、米がいいって言おうかな。」
「それがいいと思う」と僕は言った。
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榎田のピッチャーの軌跡 Taku @Taku777701
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