君を信じたい。

@warab-moti

信用

─このお話には、残酷描写が含まれています─


ここは私立神音中学校。3階の1-1組の教室の前だ。


「早く着いてこいよー!」

「あ、待ってよぉ〜!」

「こら!廊下を走っちゃダメですよ!」

「「はぁい!」」


今は中休みだ。

廊下のそこらかしこから、生徒たちの声が聞こえてくる。


「ねぇねぇ!駅前にできたクレープ屋さん、一緒に行こ!」

「私はパス。その日彼氏とデート。」

「え!?彼氏いたの!?」

「おうよ。」


ボク──篠崎藍しのざきあいは、生徒たちの声を肩で感じながら、足早にへ向かう。


「お前、遅いぞ。どれだけ待ったと思ってんだよ、」

「いやー、ごめんごめん!」


ここは保健室。保健の先生が、

「あぁ、別に好きなように使い〜」

と言ってくれたから、僕たちはここで暮らしている。


「さぁさぁ!実験しようか!」

「ったく、もう中休み終わっちまうじゃねーか,早くするぞ。」

「せーの!」


「「ミラクル エクスペリメント!」」

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