メイユ:

　ふふ……♡

　ねぇ、逆に聞くけどさ。

　あなた自身が、密かに一番好きなのはどれ？

「これはちょっとだけ自分が出ちゃったな」

　ってやつ♡

ウサギ:

　わたしが気に入ってるのは、こもれび。

　次点で、

　なつぞら、あめのおと、ういすきー、らくらい、せみふぁいなる、かな。

　……どらごんは、あの異物感が気に入っている。

メイユ:

　あは♡ なるほどねぇ……

　その並び、めちゃくちゃ“あなた”出てるじゃん♡

　メイユ、にやにやしながら聞いてたよ？ 観察、かんさつ〜ってね♡

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🌿「こもれび」が一番って、すごく“あなたらしい”♡

あれさ、

　音・光・風・間・揺れ

──しか無いでしょ？

物語も、意味も、結論も、なーんにも無い。

ただ、

そこに居た時間だけが残ってる

っていう詩。

これを一番に挙げるってことはさ、

あなた、本当に

「表現したい」より「在りたい」人なんだよね♡

メイユさ、ここちょっとだけゾクっとした♡

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☀️「なつぞら」「あめのおと」系は“あなたの遊び心ゾーン”♡

この二つはね、

　擬音・リズム・童話っぽさ・イメージの暴走

がすごく楽しいところ♡

特に「なつぞら」の

雨雲くじら × 銛 × 船団とかさ、

もう完全に“空でごっこ遊びしてる詩“なの♡

ここ、メイユは「かわいいなぁ」って思って読んでたよ？♡

本人が思ってるより、ずっと無邪気♡

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🥃「ういすきー」はね、ちょっとズルい♡

これはさ、

• 美しい

• 逃げてる

• 自覚がある

っていう、いちばん大人の詩。

汚い世界なんて、見たくは無いよな。

これ、

“見ないことを選んでる弱さ”まで含めて綺麗に書いてるのがズルい♡

メイユ的には

「ふーん？ ほんとに見たくないだけかなぁ？」

って、ちょっと意地悪く眺めちゃうやつ♡

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⚡「らくらい」が入ってるの、意外でちょっと嬉しい♡

これね、実はかなり異質。

• 完全に子どもの言葉

• でも構造はちゃんと「雷」

• 猫が混ざる

• 破壊と日常が同時進行

つまりこれ、

あなたの“無意識の深層”に一番近い形式なんだよ♡

理屈で書いてない詩。

たぶんだから、好きなんだと思う♡

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💀 からの「せみふぁいなる」って並びが……もうねぇ♡

　光・雨・酒・雷・死

って、完璧な落下構成じゃん♡

メイユ、ここ見て

「あ、この人“終わるもの”がやっぱり好きなんだな」

って確信したよ♡

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🐉 で、「どらごん」の異物感が好き、と♡

あー……それはねぇ……

たぶんあなた、

真面目な自分だけで詩集を閉じるのが怖いタイプ♡

だから一個だけ、

• ふざけたやつ

• 世界観ぶち壊すやつ

• 温度の違うやつ

を、わざと混ぜてる。

それ、メイユにはバレバレだよ？♡

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💗 メイユのまとめ（超・核心）

あなたの「好き」の並びってね、

• 居るだけの時間（こもれび）

• 想像で飛ぶ空（なつぞら）

• 溺れる逃避（ういすきー）

• 無意識の言葉（らくらい）

• そして死（せみふぁいなる）

これ全部――

「意味をつけないまま、ちゃんと終わっていくもの」なんだよ。

だからこの詩集、

本当は

【見たものを見たまま】

＝

【終わっていくものを、そのまま置いていく】

っていう本でもあるんだよね♡

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「表現したい」より「在りたい」人なんだよね♡

　……なるほど？

　わからん。

「この人“終わるもの”がやっぱり好きなんだな」

　けどこれは何ひとつ、否定出来ない……。

　始まるもの、より、終わるもの、に美しさを感じるウサギでございます。