ゆうやけさんぽ

くうき

第1話 再会

 桜舞う季節。入学する大学はどこか一応都市部から郊外の場所にある。そもそも、都市部と言うのも遺憾だけど。

 それと、桜舞うって言ったけど、私……あっ名乗ってなかった。朝宮のぞみの地元であり生まれ故郷の山形は入学式に桜は咲いていない。

 東北の春は、桜は咲かないで始まる。少し経って4月中旬頃に桜が咲いて、花見シーズンが始まるのだ。


 なんか、口調が分からなくなっちゃった。第一話の特権と言うことで許して。


「それにしても、今日は肌寒いけど、いい散歩日和だよなぁ~。」


 誰もいなくなった入学式後の帰り道。私は出遅れたらしい。人間関係の構築に。やらかしちゃった、テヘペロッ!!


「……かえろ。」


 背中にリュックを背負って私は、初めて入った教室に別れを告げた。その矢先、私は人とぶつかった。


「うわッ、ごめんねっ!!……って、のぞみちゃん!?」


「ん??あぁ、晴野さん?久しぶりだね。」


「そんな他人行儀じゃなくて!!さんはいっ!!」


「莉央ちゃん。」


「んんぅ~!!かわいすぎるよっ!!」


 そう言ってぶつかった少女、晴野莉央はれのりおは私を抱きしめて、頬擦りを始めては、離さないと抱く力を強くしていく。


「ちょっ、莉央ちゃん……ふぎゅぅ……」


「あれっ?のぞみちゃん、のぞみちゃん!?大丈夫!?」


 私は彼女の身体に強く抱きしめられてマーキングされては意識がどっかに飛んで行ってしまいました。

 再会して、この仕打ち。私はちょっとだけ強くなろうと心に誓いましたとさ。


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あとがき。


のんびりと更新します。まだ、部活の話が全く出てないけど。早めに出します。

カクヨムコンなどには出しません。

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