第15話
夜の部屋は静まり返っていたが、猫たちは完全に眠っているわけではなかった。ふうがソファの端で小さく体をくねらせ、耳をぴくぴくさせながら何か面白いものがあるのかと辺りを見回す。まつとふさも時折、ラグの上で転がったり、短く鳴いたりしながら、すぐにまた丸くなって眠る。夜の猫たちは、騒ぐというよりも、眠りと遊びの微妙な間を漂っているかのようだった。
しばらくして、七華が口を開いた。
「そろそろ猫たちに夕ご飯あげよう」
風凜も同意し、二人は
七華がふうの前に缶詰を置き、風凜はまつとふさにそれぞれ分ける。人間も隣で同じ缶詰をスプーンで口に運ぶ。猫たちは夢中で食べ、時折鼻先でスプーンをつつく。二人は笑いながら、自分たちも同じ味を楽しむ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます