主役じゃなくても、物語は生きられる

英雄譚の裏側で、誰にも気づかれず空気を演じ続ける職業モブ。
英雄に憧れず、支える側に満足する価値観が一貫していて清々しい。
目立たない選択を肯定する、優しくも渋いファンタジー短編でした。