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鳥稲のね

第1話

気がついたら生まれ変わっていた。

見たことも聞いたこともない村の農家の三男として。

知らないのも当然、ここは日本でもないし外国でもない。

異世界……だった。


憑依型転生っていうのかな。

僕の前世の記憶が蘇ったのは12歳の頃だった。

チート能力も、神様の加護もなければ、ステータス画面もなし。

全然ゲームっぽくない。

電気やガスやインターネットはない世界。

でも、それに代わる魔道具が損際しているので、知識チートもできなかったよ。


あれよあれよという間に、僕は成人を迎える。


そして家を出た。


騎士になるために。



―――王都にある騎士養成学校。


貧乏農家出身にも門戸は開かれている。

優秀な成績を修めれば学費も免除、支援金まであるらしい。

頑張れば人生が変わるかもしれない、そんな場所だった。

そこに行けばきっとRPGっぽい展開が始まるに違いない。


……で、結果はというと。


見事に落ちた。


完全敗北。

前面降伏。

手も足も出ない。

ガックシ。


こんな所で負けイベントが来るのかよ……。


――というわけで騎士への道は閉ざされ、僕は冒険者ギルドに登録した。


チートもない、才能もない、そして騎士学校すら落ちる僕である。

冒険者として活躍できる未来なんて、そもそも存在しなかったよぉ。


結果……

面倒をみてくれた先輩冒険者のパーティから、本日クビを言い渡されました。


追放劇?

ざまぁ展開?

いやいやいや。


それは実は活躍してたけどその頑張りを評価されてなかった主人公がやるやつで。

僕は実際に役立たずだったので、追い出されても仕方なかったんだよ。

納得の一発サインの円満解雇。

っていうか戦力外通告?

アザシタ。


……あー。

豊満なおっぱい揉みたい。


申し遅れました、僕はツカサと言います。


アテもなく王都の通りをフラフラ歩きながら、改めて自分の境遇を噛みしめる。


この世界は、食も生活も貧しい。

城壁の外には魔物が大量発生していて交易が細く、食材は常に不足気味。

庶民の主食はほぼオートミールみたいなやつ。

肉が食べられるのは月に一度の日程度で、豪華な食事にありつけるのは年に一回の収穫祭の時くらい。

そんな生活をしてきた僕。

もちろん位の高い人や、上位冒険者はイイモノ食ってるらしい。裏山。

僕もチートでハーレムでいい生活送りたかった。


今日は先輩からもらったわずかばかりの餞別もあるし、少しだけ贅沢してみようかな……そんな気分だった。


普段通らない路地を歩いていく。

すると、不意に漂ってくる香りが鼻腔をくすぐった。

これは……バターで肉を焼いているな。

このバターだって高級品なんだよ。


ふと見ると、細い道の先に小さな建物。

看板は上がってないけど、建物の形としては食堂に見えるな……?



「よし、行ってみるか」



店に近づくと、ジュージューという音も聞こえてくる。


ドアを押し開ける。



―――カランカラン。



ドアベルの音も心地良い。


白を基調とした清潔感のある店内。

奥の厨房では少女がフライパンを振っている。

小柄だけどそこそこ胸が大きい。

白のブラウスに、白のプリーツのミニスカート。その上にグレーのエプロンをしている。

赤茶色い髪のハーフツイン。頭には三角巾を巻いている。

学生が調理実習で料理をしているような雰囲気。

すごく若いので、店主とは考えづらい。

この店の娘さんで、お手伝いをしているんだろうか。


僕のことに気が付いた彼女。



「誰だよお前。浮浪者か? 勝手に入ってくんなし」



ものすごい歓迎を受けた。

えと……ツンデレ喫茶かな。

ツンが尖りすぎてるけど。



「えと……ここ、食堂だよね?」


「まあ一応ね」


「もしかして、準備中だった?」


「ええ、そうよ。察しろっつーの。脳みそにウンコでも詰まってんの?」



酷過ぎない?

初めて会った相手に、ここまで悪く言える?



「ご、ごめんね。邪魔したみたいで。出直すよ」


「二度と来ないで。疫病神」



おいおい……

僕が所属していたパーティでもこんな扱い受けなかったよ。

こ、ここまで言われると逆に気持ち良くなってくるな……ハァハァ。

いやいや……決して変な意味じゃなくて。


仕方なく僕は店を出て行こうとした……その瞬間。



―――ぐぅ~~……ぎゅるぎゅるぎゅる……。



お腹が盛大に鳴った。

あぁ、最悪だ……。

最後の最後に恥の上塗り。

あーもうこうなったら仕方ない。

もうひとつ罵倒されますか?

ワクワク。


きっと彼女は僕のことを蔑む様な目で睨んで


『チッ……やっぱり物乞いかよ』


なんて言うかと思ったんだけど。





「……待って」





おや……さっきよりも声音が大分やわらかい。



「あんた……お腹、減ってるの?」


「……まあ、はい」


「そう。じゃあ……これ食べて」



料理の乗った皿を差し出してきた。


ニッコリと笑う少女。


いや美少女。


まともに見たら目がくらむほどに眩い女神がいた。


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