分裂者のなんでも屋
依波 天夜
分裂者とその他達
世界は謎を極め混沌であった。
謎の特殊能力を持つ人間。
謎の種族の数々。
謎の種族による 大きな被害。
謎の技術。
謎に謎が重なり謎になりまくっている。
そして、この世界は危険がいっぱい。
人間以外の種族は基本的に敵対的であった。
そして、その者達を狩るものはもちろん居る。
無ければきっと今ごろ人間は絶滅してるんじゃないだろうか。
他種族も強いが人間は特殊能力と技術の二刀流で結構無双している。
「6足歩行熊か!結構強い奴だな!パスしてぇ!」
コイツは名はないが危険な別種族を狩るなんでも屋を運営している。分裂者とまわりからは言われていたりする。
「パスしてもいいけど依頼来なくなっちゃうよ?面倒事がほかの組織から流れ込んでは来るけども」
この者はキマ。この組織では1番若い女の人である。リーダーの分裂者が適当のため ほぼリーダーとして動いているのは彼女である。一応戦闘も可能で結構強い。重火器を戦闘にはよく使う。銃やナイフなども使い結構なんでもつかえる。
そしてもう1人は 家ないんで この組織で働くんで泊まらせてくれません?と言ってきた奴。名前は名乗ってないため居候と呼ばれている。この場所はキマの家である。分裂者は廃墟を拠点にしよう!とか言い出したが、いろいろ問題ありでしょ!ってことで 彼女は家に居候させている。
つまり、この二人は居候。
「行くぞー!!!」
いきなり気合い増々。
「あ、行くんですね ほら、行くよ」
居候を起こす。
「おー、お土産よろしく…」
「君も行くんだよ!」
6足歩行熊のいると言われている 地域に来た。
もうすでにほかの人は避難済み。
そして、結構わかりやすく 道の真ん中をドカドカのそのそと歩いていた。
名の通り 6足歩行してる熊である。
「おいおい!エンカウント速いな!」
「声大きいって…って ちょっとまっ…」
分裂者。名の通りの能力を持つ。
分裂。増殖。
自分自身を様々な栄養素を代償に大量に作る能力。
「いぐぞぉ!!!うぉぉぉ!!」
百人ぐらいに分裂。静止も聞かずに突撃!
だが、6足歩行熊は全くダメージを受けず前足での引っかきで何十人もふっ飛ばされる。
この分裂、もとの奴の戦闘力はあるわけではないため 防御などにしか使えないのである。
「はぁ、いつも突っ走る…というか 君はサボってないでなんかやってよ!」
「この強さの敵は お前ら二人で大丈夫だと判断した」
「絶対適当じゃん!」
私がなんとか まとめないと…
とりあえず、私は武器を出す。
「分裂体達は吹き飛ばすからね!」
ロケランを2本。
発射、着弾、爆散。
分裂体は大体吹き飛ぶ。
6足歩行熊は結構ピンピン。さすがは熊というところだろう。
「追加行くよ!」
巨大な固定光線砲台を出現させる。
彼女の現在出せる最大火力。
その光線は結構な威力で、6足歩行熊に致命傷を与える。
「どうよ!」
しかし、6足歩行熊は最後の力を振り絞って道路をパンチ。破片をおもいっきり投げる。
もちろん、狙いは決まっている。致命傷を与えられた原因である彼女である。
「え、ちょ!」
よそ見していたのもあり反応が遅れる。
だが、その瞬間の出来事だった。そのコンクリの破片はあきらかにおかしい軌道を描いて命中せずにそれた。
「ちゃんと見ろ、そんなんじゃ 格ゲーできないぞ」
「あ、ありがとう。でも、格ゲー関係なくない?」
この 謎の居候は名も名乗らないし、能力も言っていない。聞いてもいいかもしれないけど、あっちから言ってないのに聞くのはちょっとね?
でも、遠距離攻撃がそれる光景が多いし、シンプルにサイコキネシス的なものの可能性が高いんじゃないかなとか思ってる。
「頼んだー単細胞生物」
「おりぁぉぁぁ!!」
上空から1人落下。重力の力もあり、トドメを決めた。
どうやら、分裂した時に 何人かは 建物を登らせていたようだ。
「解決だな!散歩するか!」
「先に帰って寝てていいか?」
「それ私の家だからね?」
こんなノリで いつも 飛んでくる依頼を解決する。
結構強いのもあって依頼はどちらかと言うと来るほうだ。
分裂者のなんでも屋 依波 天夜 @jura555
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