友情と恋、どちらかを選んでGo,Go!

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 「友情」と「恋」のどちらをとりますかって…あなたなら、どうしますか?悩むくらいなら、踊っちゃえ?

 あなたが大切にしたいのは、どっち?

 「友情」

 「恋」

 今、年を重ねたある男が、何十年も前に交わした約束を思い出してお悩み中。

 「あの約束は、どうなった?」

 何十年も前、友だちの 1人にこう言ったら笑われ。

 「オレたち、笑い合っていつまでもいっしょにいような!」

 「ははは…、わかったよ。皆で、笑えるようになろう」

 そうして、時がすぎていく。

 互いに進学し、大人になりどこかで生活をする今、あの約束とあの友人はどうなった? 男は、気の合う女性と結婚。

 恋の勝ち?

 が、ふと思い出したあの 2つの言葉に、心が沈む。

 「友情」

 「恋」

 実際には、恋ははかなすぎた。

 妻が、どこかに消えてしまったのだ。

 事故?

 事件?

 結婚したときに交わしたこの約束は、どうなる?

 「いつまでも、いっしょに生きていこう」

 妻が行方不明となり何年かがすぎると、役所にこう伝えられてしまう。

 「奥様は、死んだことになりました」

 それからの男は、妻のために作ってあげた墓の前で、手を合わせる日々。

 「どうか、早く帰ってきておくれ…」

 すると、奇跡!

 その日墓参りから帰宅すると、男以外に使う人がいなくなったはずのキッチンに置かれたテーブルのイスに、妻が座っているのが見えたのだ。

 あまりの驚きに、「おかえり」の言葉も出てこない。

 「…にしても。え?」

 妻が座っているのはまちがいないが、その妻が、どこかで見た男と向き合っているぞ。

 「あ、お前は!」

 「やあ、久しぶりだね~」

 のんきにあいさつを返してきたその男は、何十年も前に友情を誓い合った友人。

 今度は、友情の勝ち?

 「お前たち、今までどこにいっていた!」

 男はさけぶが、 2人は冷静。

 「いつまでもいっしょにいようって言ったのは、あなたでしょ?」

 「そうだぞ。お前は、皆で笑えるよう、いつまでもいっしょにいてくれるんだろう?」

 「お前たちは、何を言っているんだ。この…え?」

 そのとき男は、見てしまう。

 妻と友人が、ペアでおそろいの指輪をはめているところを。

 それって、どういうことで…。

 「もう、笑うしかないぜ!」

 「約束通りになった」

 「GO、GO!」

  3人のぷっつんパーティは、楽しく、いつまでも続いたという。

 「友情」と「恋」は、ときに人をこわします。

  GO、GO!


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