本作を読み終えてまず心に残ったのは、主人公が持つ圧倒的なバイタリティです! ひとり旅を難なくこなし、未知の体験にも果敢に飛び込んでいくその行動力は、読んでいるこちらまで前向きなエネルギーを分けてもらえるほど。羨ましいほどの生命力に溢れた主人公のキャラクターが、物語を力強く牽引しています。
また、非常に文章が軽快で読みやすく、一気に引き込まれました。 旅の途中で出会うミステリアスな夫婦の存在も絶妙なスパイスです。初めはその独特なオーラにドキドキとさせられますが、彼らが物語に添える意外な温かさに触れたとき、読者は心地よい裏切りを味わうことになるでしょう。
ホラー作品でありながら、おどろおどろしさよりも「旅の醍醐味」や「不思議な縁」が際立っており、ホラーが苦手な方にこそおすすめしたいです。 ちょっとスリリングな展開と読後の爽快感が同居する、唯一無二のエンターテインメント体験をぜひ!
作者様の実体験が元になっている、ちょっと不思議な旅の記録です。
大学の友人達と計画していた旅行がお流れになり、時間の空いてしまった主人公ユカ。ふとしたきっかけから、彼女は以前旅した先のボランティア募集に参加することを決めます。
旅先で受け入れてくれた人々の温かさ、気取らない優しさ。贅沢な旅行とはまたひと味違う手触りと温もりに心が温まります。けれど、ボランティアの仕事にお休みをもらって何の気なしに散策に出た先で、ユカに予想外の出来事が……。
登場人物達の持つそれぞれの個性と、それらが絡み合うことで生まれるストーリーは独特な手触りを持ち、作品世界へ読み手をぐいぐいと惹き込みます。
味わい深く、滋味深い。ふわりとして優しいのに、しなやかで力強い。なんとも言えない栄養をいただいた読後感。
作者様ならではの温かな手触りと味わいの、大変魅力的な短編です。
作者さまの実体験を元にした私小説です。
就職までの三か月。
仲間との卒業旅行が取りやめになった彼女が選んだのは、台風被害にあった場所からのボランティア募集に応募することでした。
居候させてもらいながら馬関係の仕事をしたり、お店を手伝ったり。
居候先のご夫婦との交流なども。
彼女の行動力に驚きながら、興味深く読める体験記です。
タグに微ホラーとありますが、微(||゚Д゚)!? な体験談もありますよ!
お話としての面白さと、作者さまのことを少しばかり知ることのできる旅の思い出。
読後感はとても良いです。
特に自身が感受性強い、困っていると思われる人に本能的に優しく寄り添う傾向があるなと思われる方には、ぜひ読んでいただきたいお話です。
お薦めです(^^)!
『ひとりぼっちの卒業旅行』は、「予定が消えた空白の時間を、ひとり旅で塗り替えていく」物語です 📖✨
とてもやさしくて、ちょっと切なくて、でも最後には背中をそっと押してくれる作品だと感じました 😊🌿
仲間との卒業旅行がなくなり、ぽっかり空いた三ヶ月。そこでユカが選ぶのは、「何もしない」でも「誰かを責める」でもなく、自分の足でどこかへ行ってみること 🚃💼
旅先での出会いも、「ドラマチックな奇跡」ではなく、ちょっとした会話や、拾ったり拾われたりという“ささやかな縁”として描かれているのが心地いいところです 🤝✨
大げさではないのに、あとからじんわり効いてくるような出来事ばかりで、「ああ、こういうのが本当に“旅の思い出”になるんだよな」と頷きながら読めました 🚶♀️🌤️
ひとり旅の自由・孤独・出会い・少しの怖さ、その全部を“等身大のユカ”の視点で味わえる微ホラー、そして青春旅エッセイでした 📘🌈