明るいやり取りも多く、読み口は軽く、サクっと読める。けれど、その下には過去の傷や制度の歪み、人間関係の危うさが沈んでいて、重厚な話になっている。「自分の過去を取り戻す物語」 であると同時に、「過去を知らない自分が、新しい自分を作っていく物語」記憶を失った人間は、過去の罪まで失うわけじゃないと思うけれど、それでも! と言いたくなってしまう今後、確実にアツい展開が待っているはず。期待できます。
記憶喪失の主人公を通し、異能が制度に組み込まれた社会の歪みを丁寧に描いています。淡々とした会話の中に、わずかな感情の揺れが丁寧に仕込まれていて、派手さはないが、キャラクター同士の距離感が心に残る序盤でした。
すーと入ってきます。はじめは自分の作品とかぶったと思いましたが、こちらはやさしくて雰囲気のいいファンタジーになりそうです。途中までなのでフォローして、また読みに来ます。
目覚めた主人公が自ら拘束を脱するところから始まる、現代ファンタジー作品です。主人公には微かな記憶も残っていません。拘束される意味も、それどころか常識の一部分も。分かっているのは自身には能力があり、能力を有すること自体が普通から外れているという知識だけ。繋がりがあるようで全く別のフォルダ群から取り出したような機能たちは、主人公にどんな運命を強いるのか。ぜひ読んでみてください。
残念ながら第一話しか読めませんでしたが、するりと読めるテンポの良い書き方で、作品の世界観や雰囲気をすぐに取り込めました。あと意外な主人網の能力も、これからしっかり練っているんだろうなと思わせる種類だと感じました。初手から期待がもてそうな出だしでした。