#5
――――翌日
「・・・あの子・・・まだ寝てるのかしら・・・。」
私はソファに座っていた。
「わるいんだけど・・・サク、ナギをおこしてくれない?」
「・・・。わかった」
私はドアの前に向かった。
「・・・ナギ?」
ドアをノックする・・・返事はない。
「・・・。」
・・・もう一度ノック。もういちど・・・
(・・・。)
・・・ドアノブに手をかけた。
――――照らされた部屋、整えられた家具・・・そして
「・・・。うそだ」
私は足元から崩れ落ちた。
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