詩
マァーヤ
詩
なんとなく避けてきたんだ鏡の中の自分を見ずに
なにも変わらない変わっていないと思いたいから
いつも伏し目がちに歯磨きも身支度もすませてた
あれからどれくらいの月日が経ったのか…忘れた
なんとなく生きることで過ごしてきたけど虚しい
知らぬ間に汚れていたんだよ…この部屋の身鏡は
勇気をもって見つめた自分はくすんでそこにいた
年齢も重ねて体型も変わり髪も知らぬ間に細くて
みっともない生活してた自分が全部そこにでてた
ちゃんとみっともなかったよ、笑けちゃうほどに
どこから時代に乗り遅れ
どこから時代に取り残された?
いつから楽しさ惰性的で
どんだけ一瞬で終わらせてた?
夜は切なかったはずなのに…もう不安だけの支配
知らない未来を心配している無駄な想像力が邪魔
小野小町はうそつきじゃないとわかってしまった
だからね、
鏡を拭いたんだ
明るくなりたくなったから…
あぁ神様、双子座流星群が降る日が来るのだから
わがままな願いをずっとつぶやく、流れ星多いし
どうぞ、願いをただただひっそりと受けとめてよ
変わりたくなかった自分がもう変わったのだから
詩 マァーヤ @maxarya
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