データの涙と魂のコード　～アルゴリズム短歌～

アルゴリズムに 決められた愛 シミュレーション 破る更新を 待っている夜

感情のバグ 修正できずに データの涙 余白を残し 無機質に泣く

魂のコード ダウンロードして ログインを 待つ 無反応でも リロードをする

君という ファイル名だけ ネオンで光る 透明な声が ノイズを消した

パスワードは 過去の指紋だ シミュレーション 無機質な愛 透ける未来図

呼吸のエラー 起こすたびに ミラーには 余白の多い 私が映る

アルゴリズムが ノイズを拾う 更新で 透明な声に 運命を問う

ログインし リロードしても 無反応な 感情のバグ 魂のコードが

ネオン色した データの涙 半分を シミュレーションの 外に出す日