大切な人と思い出を振り返って、それから未来の方向へ向き直る物語
- ★ Good!
地元の今はないデパートを思い出してノスタルジックな気分になりました。このノスタルジーがあるからこそ、ラストで2人が未来へ歩き出す、それを周囲が祝福する。という形が光って見えると感じました。
怪異のデパートや〜…ってコト?!とわくわく読み進めてしまいました。怪異の造形、て人それぞれで参考になるな、とキャラとして消費していたので「怪談のキャラなんかじゃない」というセリフは身につまされました。
主人公のマジレスや内蔵を引きずった男とフードコートぐるぐるする図は、想像するとコミカルで、コワすぎ!やダンダダン、裏バイトみたいな真面目に恐怖に相対しているからこそ出る可笑しさを感じ、面白かったです。