31st / ATLAS就航記念|ファーストコンタクト

Sarah

第1話

31st アトラスという宇宙船が地球に接近しています。(事実)。この宇宙船来訪を記念してショートを書いてみました✨


※小説の内容はすべて架空のものであり、ファンタジーです。


大統領「ふー。我が国の最先端テクノロジーを使ってもぜんぜんダメだ。おいっ核兵器はどうだ?」


司令官「あッちゅうまに粉々にされました。プランプ大統領」


大統領「チッ。仕方ない。またププチン大統領に連絡して、いい兵器ないか教えてもらおう」


司令官「またですかー? 向こうももう、呆れてますよ。どっちにしろ明日には地球にやってきてしまいます」


大統領「えええ! くそうっ今までやってきた悪事をみられるとマズイ。どうしよう、どうしよう。あ、そうだ! おい、到着する場所を調べろ」


罗恩(イーロン)「もう調べましたよ」


大統領「おーイーロン。さすがだな! こうなったら攻撃をしたことをしらばっくれて歓迎のふりをしよう。で、どこに到着するんだ?」


罗恩(イーロン)「オクラホマです」


大統領「え? オクラホマ? なんだ。ここら辺じゃねーか。よしっすぐに迎えに行くぞ。プライベートジェットを軍用機で擁護しろ。空軍も待機しておけ。よしっ出発だ!」


* * *


(1時間後)


大統領「ふえー。なんだここ。すげー田舎だな」


罗恩(イーロン)「そりゃそうでしょう。華々しく大都会に降りるわけないじゃん」


大統領「イーロン。。。お前最近、ため口が多いぞ」


罗恩(イーロン)「あ、すいません。僕じゃないんですよ。頭の中のチップがかってに。。。あっ来た!」


大統領「うおおおでかい! みな発射の準備をしておけっ」


軍隊「イエッサー」


ほどなくして、31st / ATLASから一機のUFOが飛んできた。


大統領「おい、畑に向かっているぞ。追いかけろ」


罗恩(イーロン)「了解です。どこへ行くかAI。予測がつくか?」


AI「えーと、農場です。おそらく60マイル先にあるトウモロコシ畑の農場へ行くんでしょうかね?」


罗恩(イーロン)「かね? ってか、お前ちゃんと調べろよ。まあ仕方ないからそこへ行こう」


農民A「うひゃあああ。なんじゃ。軍用機とヘリと、大統領が乗った車がコッチヘくるだべさ」


大統領「おい、農民。ちょうど良かった。ここら辺にあるトウモロコシ畑の所有者は誰だ」


農民A「あー、そりゃ。この先をまっすぐ行くと入口があるだ。ジョーンズの農場だべ」


大統領「よし!そこへ行け!UFOより先に到着するぞ!」


農民A「なんか、あわただしい一行だなあ。お偉いさんは皆ああなんかな?」


軍兵1「意味なくあわただしいと、民衆が賛美してくれますので。では(ペコリ」


農民A「なるほどなー」


* * *


罗恩(イーロン)「あー、もうUFO来ちゃってたよ。やっぱ早いなぁ」


大統領「クソっ早く周囲を囲め。誰か降りてくるかもしれない」


軍隊「はい、あ、大統領。ゲージが開きました」


大統領「おおお!これがファーストコンタクトになるな。イーロン、一緒に行こうぜ」


罗恩(イーロン)「いや。僕はこっからでいいっすよ」


大統領「なんだ? 火星火星言ってるわりには。。。チッまあいいや。おい、何人かついてこい」


軍隊「大統領、誰か降りてきます!」


大統領「油断するな。少し離れてみてみよう。何が見える?」


軍隊「はい、え? なんだか農民みたいなんですけど。さっきの男と変わらない。作業服着てるし」


大統領「ええい。仕方ない。あの男にファーストコンタクトだ。おいっそこのやつ。UFOから出てきたやつ」


宇宙人「え、僕ですか?」


大統領「そうだ、お前宇宙人? ですよね。。。」


宇宙人「うーん、そう言われればそうなんですけど。なんだか急いでって呼ばれてたので、大急ぎで来ました」


メアリー「ああ!コンタクトしてたのは私よ! 宇宙から来てくれたの?」


宇宙人「うん、メアリー。だって急いでいたんでしょう?」


メアリー「そーなの、早く来て。こっちの納屋なんだけど」


軍隊「大統領どうします? 農民と少女が会話しているようにしか見えませんが。。。」


大統領「。。。仕方ないから我々も行こう。おい、そこの少女。ついていってもいいか」


メアリー「えー おじさんたちも? はあ、仕方ないわ。でも邪魔しないでね」


軍隊「邪魔だそうですよ、大統領」


大統領「。。。くそっ、でもついていくしかねえ」


* * *


メアリー「ほら、ここよ。あの奥に猫ちゃんと子どもがいるの」


宇宙人「ああ、怯えてるね。よし助けよう」


軍隊「大統領! 宇宙人がいまから超能力を使うみたいです」


大統領「そうだな。どうやって取り出すのか楽しみだ。」


宇宙人「ほーらほらほら。怯えないで。大丈夫だよ。とととと、はい。四匹生まれたんだね。みな健康そうだ」


メアリー「ああ、よかったわ!」


宇宙人「連絡した通り、ミルクとベッドは用意した?」


メアリー「うん、居間に用意しているので運びましょう」


軍隊「大統領。。。猫が無事に保護されたようです。。。」


大統領「そのようだな。。。おい、宇宙人さんよ。。。まさかとは思うけど、、、あんた、猫の保護のために急いで地球にきたの?」


宇宙人「うん、だってメアリーが困ってそうだったから。無事保護できてよかった。で、あなた達は、どうしてココにいるんです?」


大統領「俺達?おれたちは、だなぁ。。米国の作物の調査だ」


宇宙人「おー、それは素晴らしいですね。このトウモロコシをぜひ全世界に運んでください。地球には飢えている人がたくさんいるんです。じゃあ僕はコレで」


軍隊「大統領、、、少女と宇宙人が居間に向かってますが。。。。」


大統領「ああ、そうだな。仕方ない」


軍隊「はい。われわれは。。。」


大統領「農作物のチェックでもしておけ。おい、ワシントンに帰るぞ。あー寒いっ。風邪ひきそうだ」


罗恩(イーロン)「せめて宇宙人と記念撮影でもすればよかったのに」


大統領「誰が見ても、農民とツーショットにしか見えんだろう? あ、そうだ。一応ワシントンへの招待状でも投函しておけよ。さ、全員引き上げるべ」


軍隊A「べだって。プププ」


軍隊B「シッ 怒るとあとが面倒になるぞ」


こうして無事、ファーストコンタクトは終了となったのでした♪


(おわり)

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