甘々上司と付き合ったらすごくSでした。

よむ子|週一で官能百合小説を書く女

第1話 久しぶりのお泊まり

ピンポーン。

部屋のインターホンが鳴る。

私はソファから立ち上がり、ウキウキと玄関のドアを開けた。


「景子さん!お仕事お疲れ様です。」

「ごめん遥。会議が長引いて、遅くなっちゃった。」


景子さんは私をぎゅっと抱きしめて、申し訳なさそうに謝った。


「大丈夫ですよ。夕ご飯作っていたところなんで!」

急なハグに顔を赤らめながら私が言うと、景子さんはパッと顔を輝かせて、

「ご飯作ってくれたの?あ~幸せ。ありがとう。」

と言った。


私たちは同じ出版社に務めている。

私が中途採用として入職して以来、副編集長の景子さんがよく面倒を見てくれている。

美人で仕事もできて憧れる上司・・・が、今は恋人として家に泊まりに来るなんて。


二ヶ月前に景子さんから突然の告白を受けてから、多忙で仕事漬けの毎日が一変したのだ。


・・・


夜ご飯を食べ終えソファで少しくつろいだ後、

私たちはシャワーを浴びてベッドに入った。


整った顔立ちに長いまつ毛、サラサラのロングヘア。

芸能人でもいけちゃいそうなくらい綺麗な人が私の横にいる。


(どうして私のことを好きになってくれたんだろう・・・。)


メールチェックをしている景子さんの横顔を見つめながらそんなことを考えていると、景子さんが上体を起こして優しくキスをしてくれた。


景子さんの舌が私の中に入ってくる。

久しぶりのお泊りだからか、いつもより深いキス。

クチュクチュといったいやらしい音が部屋に響き渡る。

「んんっ、景子・・・さんっ」

私は恥ずかしさも感じつつ景子さんの腰に手を回した。

綺麗な景子さんの顔が近くに来るだけで、まだ心臓がバクバクする。

「遥、顔真っ赤だよ?かわいい。」

そういって頬に軽くキスをすると、今度は左耳の外側を舐め始める。

「っあ!」

「んー、ここ、遥弱いよね。」

耳元で囁かれながら執拗に左耳を舐められる。

「っんんん、、あぁっ」

ゾクゾクとした快感に思わず顔が動く。

「逃げちゃダメよ?」

景子さんがくいっと私の顎に手をかけると、再び深いキスをした。


職場ではいつも優しく指導してくれる景子さんだけど、夜のこの時間は少しSっぽくなる。

そんな普段と違う一面に、私は毎回ドキドキしてしまう。


サテン生地のシャツの中に手が入ってきて、ブラジャーだけを外される。


私の乳首がうっすら透けて見えるのがわかり、恥ずかしさでいっぱいになった。


景子さんはそこにはあえて触れないように、右乳首の周りだけを舐め始めた。

乳首の周りだけ、シャツが濡れていく。


「・・・んっ。はぁっ。」

「エロいね。ちゃんと見て?」

「んん・・・恥ずかしい。」


私は恥ずかしさで咄嗟に手で顔を隠したが、すぐにその手は退けられ、景子さんは私の目を見つめながら乳首を口に含んだ。


「あぁっ!んっ!」

景子さんの舌先が下から上へと何度も往復する。

シャツの摩擦が刺激に加わり、体がビクビクと反応してしまう。


「んんあっ!やぁ・・・っ。」

「直接舐めてほしい?」

私はコクコクと大きく頷いた。

「かわいい。」


私が思ってることはお見通しかのように景子さんはクスっと笑顔になると、優しくシャツを脱がせ乳首を愛し始めた。


舌先で右乳首をチロチロと舐められ、指先で左乳首をキュっと摘ままれると、電流が走るような快感で体がビクっと反応する。


「あぁっんんんっ!きもちぃっ」

「もっと気持ち良くしてあげるね。」

景子さんはそう言うと、舌全体で下から上に大きく舐め始めた。快感が一気に押し寄せる。


「あっ!それだめぇ・・・んんんっ」

「これ好き?」

「んんっすき・・・あっ気持ちいっ」


クチュクチュ・・・ピチャッ

舌で転がされたり、先端だけツンツンと舐められたり、両方の乳首をたっぷり虐められると、私の体はどこを触られてもビクビクと反応するようになっていた。


「んんんっはぁっ・・・」

「遥の体、すごく綺麗。」

景子さんは顔を赤らめながら自分のシャツを脱ぐと、私の首やお腹、太ももなど至る所にキスをした。


「あっ!!」

急に太ももを甘噛みされ、思わず声が出てしまう。

「っごめん、痛かった?」

「んん、びっくりしただけ・・・です。」

「遥が可愛すぎて、欲張りすぎちゃう・・・。」

ため息と共にそう言うと、景子さんは私をぎゅっと抱き寄せた。


ドクドクと景子さんの心臓が高鳴っているのがわかり、愛おしさでいっぱいになる。


「・・・もうここ、大変だね。」

と、景子さんはショーツの上から秘部を軽く撫で上げた。

「あっ!ふぅんっ」

「でももう少しだけ、我慢して?」


そう言うと、秘部の両脇を撫でながら深いキスをされる。

クチュクチュといやらしい音が響くだけで、私の秘部から愛液が溢れてくるのがわかる。


もう、、、欲しい。


そんな私の気持ちをよそに景子さんはキスを続け、さわさわと、太ももや秘部の割れ目に触れるか触れないかのギリギリを攻め続けた。


「景子・・・さんっ。もう、やぁ・・・っ」

私が思わず懇願すると、

「ん・・・もっと焦らしたいのに。ざんねん。」


と言いながら突然ショーツの中に手を入れ、私のぷっくりと膨れたクリトリスを優しく中指でなぞった。


「あっはぁん!んんっあぁ!」

ビリビリとした快感が押し寄せる。

まだ中にも入っていないのに、たっぷり溢れ出した愛液によって、ぷちゅぷちゅっといやらしい音が響く。


「んんっあ!はぁっ気持ちいいっ」

小刻みに動く中指に合わせるように、私の腰も恥ずかしさを忘れて動いてしまう。

「かわいい遥・・・もっと自分で動かして?」


クチュッぷちゅぷちゅっ・・・

「んあぁっ!あっ!んんんっ」

腰が浮き上がり、もう少しでイッてしまいそうになった時、景子さんは手を止めショーツを脱がし、私の秘部に顔を埋めた。


クチュクチュッちゅぱぁっ

景子さんの舌がクリトリスを愛撫した瞬間、指とは違う柔らかくて温かい快感に私はすぐにイッてしまった。


「遥、いっちゃったの?」

少し驚いたような不満そうな表情で顔を上げる景子さん。

「はぁっんんん・・・だって・・・っ」

頭が真っ白になり息も上がっている私は、返事するのも一苦労だった。

「ちゃんとイク時は言わないと・・・でしょ?」

いたずらっ子のような笑顔で景子さんは話を続ける。

「んんっはぃ・・・っ」

「もっと気持ちよくなろうね?」


そう言うと景子さんは、再び舌全体でクリトリスを刺激し、更には中指と薬指を2本私の中に挿入した。


じゅぷっじゅぷじゅぷっ

「あぁぁっはっぁんんんっ!」

焦らされて待ちきれなかった私の膣が、景子さんの指を

キュッと締め付ける。

舌全体を使って舐められているクリトリスも、あと少ししたらまた絶頂を迎えてしまいそうだった。


クチュックチュ・・・じゅぷじゅぷっ

「あぁっ気持ちいいぃ・・・あっあっ!」

景子さんは指を少し曲げて、一番気持ちいい場所をトントンと刺激してくる。

「あっだめっ!もぅ・・・イっちゃい・・・そぅっ」


そう伝えると景子さんは動きを止め、私に覆いかぶさるようになって耳元で囁いた。

「まだ・・・だめ。もう少し・・・ね?」


そのままの体勢でまた指が動かされる。

「あぁっんんん!そこっあっだめぇ。」

「だめなの?止める?」

「やっやぁ。止め・・・ないでっ。もっと・・・はぁっん」

「・・・っ。もう・・・可愛すぎてたまんない・・・」


景子さんの荒い息遣いが左耳から伝わってきて、景子さんも興奮しているのだと感じ胸がキュッとなる。


ぐちゅぐちゅといやらしい音が部屋に響き渡る。

「はぁっあん!んんんっ気持ちい・・・ぃぃっ!」

腰がガクガクと震え始め、私は景子さんの背中にぎゅっとしがみついた。

景子さんは左耳を舐めながら興奮したように、

「んっ・・・はぁっ・・・もっと強くぎゅってして?」

と切ない声で囁いた。

「んんんっあっ!イっちゃうっ・・・けい・・・こさんっ好き。」

「ちゃんと言えていい子・・・遥っ・・・大好き。」


ぐちゅぐちゅぐちゅっじゅぷっ!

「んあぁぁっあっ・・・んんんっ!」

私は景子さんに更に強く抱きつきながら、絶頂に達した。



はぁはぁと息を上げる私に、景子さんは首筋や頬にちゅっと何度もキスをする。

「遥のこと、好きすぎてもっと欲しくなっちゃう・・・」

「えっ、今ですかっ?」

「ふふふ。私はそうしたいけど・・・遥が大変だから、また今度ね。」

景子さんは優しく笑いながら、私の唇にキスをした。


・・・


軽くシャワーを浴びて再びベッドに戻ると、景子さんは先にスヤスヤと寝息を立てていた。

仕事でかなりお疲れなのだろう。

副編集長として私よりも多忙な毎日を過ごす彼女の力になりたいと、まだ付き合って間もないが心からそう思う自分がいた。


(景子さんっていつもすごく優しいけど、本当はSなのかな?)


その時はまだ知らない景子さんのSな素顔を、私は少しずつ知っていくことになるのだった。

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