第12話 能力と身体強化
Side
「あぁ、本日『
どうやら能力と身体強化についての講義は
「まず、能力とは『
能力は鑑定と言う能力を持っている人にしか判明できないらしい、俺にはどんな能力があるか知るのは『魔力発露者』などが入学する『特殊学校』で判明する
「能力鑑定は鑑定師の『魔力ランク』が大きく関わる、鑑定師より低いランクまたは同じランクの者は能力の有無やどのような効果を持っているかもわかるが鑑定師より高いランクの者を鑑定する際ほぼわからない、せいぜい名前が判明するぐらいだ
俺のランクは『C』だ、だから今俺が鑑定できる生徒は....四人だな」
どうやら俺と
「はいはーい!まず俺から!俺から鑑定師てくださいよ!」
「落ち着いてもらおうか、今鑑定できたとしても俺はしないからな、ただこの鑑定できるかできないかで相手がどれほどのランクかもわかるため対人戦の役に立つ」
「小石先生、対魔隊員は『魔物』以外にも対人戦もするんですか?」
「あぁ、我々対魔隊員は魔物討伐以外にも発露者が暴れた際に警察庁と共に鎮圧を行うのも業務だ、そのため対人訓練も行っている」
『特殊学校』同士で大きな運動祭を例年行ってたな、そこで対人戦の競技も有ったな
「無論、対魔物訓練も行っている。ここで生徒である君達に聞きたい、対魔物戦では人間とはどのような差があると思うかな?」
「うーん、あ、大きさ!」
綾音が人間と魔物の差を大きさと答えた
「惜しい、確かに大きさも違うだから人間と魔物では身体能力の差がある、低級魔物の突進でも生身の人間が受けたら死に至るほどの怪我を負う、それだけ魔物と人間には身体的な差が大きいその差を埋めるために『身体強化』がある、例えばこのように身体強化をした腕でフライパンを曲げてみよう」
すると小石さんが紙袋からフライパンを取り出し腕に魔力を纏わせてフライパンを折り紙のように折り曲げてみせた
「このように身体強化で腕に魔力を纏わせることができ、一般人では簡単にできないようなことなどもできるようになる」
「小石さんの場合は自前の筋肉でフライパンなんて余裕で折り曲げることができますよね?」
「この身体強化の纏わせる魔力効率が高ければ高いほど大きな力を発揮することができるため魔物討伐を行う際は必須だで魔力を纏わせる効率も訓練等で上げることが可能だ、これも能力の適正で効率が良い部位がある」
森山さんがそんな突っ込みを入れていたが小石さんは気にせずに身体強化について説明をしていた、どうやら魔法適性以外にも身体強化の部位適性もあるのか
「身体強化と能力を併用するのも実戦では必要なことだ。では次に『魔物』についての説明を森山、頼んだ」
「はい、僕はみんなに魔物についての講義を始めるよ、まず魔物には等級があります、低級と中級と上級の三つだよ」
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